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OS編ep2記憶
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なく何処かの庭園にいた。しばらく歩くと大きな神殿のような建物が目に入る。その前にかかる橋の上に一人の少女が立っていた。あの日代々木公園で初めてであったあの少女だ。
「やっぱり君は重村教授の娘さんなんだな」
かつて重村教授には一人の娘がいた。しかし彼女はSAO事件に巻き込まれ死亡した。
「オーグマーとはいったいなんなんだ!!何でこんなことを!!」
キリトの問いに対してその少女は少し歌った後逆に問いかける。
「夢かもしれないよ。目が覚めたらまだあの城に囚われたままかもよ」
「そう思ったことはあるがそう望んだことはない・・・教えてくれ!!アスナや兄貴の記憶はどうやったら戻るんだ」
「今のあなたのランクじゃ無理。さぁそろそろ目を覚ます時間だよ」
そういって少女が指をならす。
気が付くとキリトは公園の茂みの中にいた。しばらくオーグマーを見つめたキリトは公園の広場へと歩いていった。

今日もリュウヤはイベントバトルの参加を禁止されていた。することも特にないリュウヤはアスナ達とカラオケに来ていた。
「さぁリュウヤさんユナのライブまで後少しですよ!!少しでも多く練習しましょう!!」
「・・あの・・シリカさんこのニュース見ました?」
そういってリュウヤがシリカに見せてのはユナのライブについてだ。
「・・う、嘘?!」
「・・まぁ色々あったから無理もないか・・」
ユナのライブの予定が二日前に突然変更となり明日ライブが行われることとなった。この事に対してオーグマーの発売元であるカムラはチケットを持っている全ての人が集まれるように交通手段や会社のの休暇などを調整しているらしい。
「こんなの前代未聞よね」
前代未聞の事態にアスナは一人胸騒ぎを感じていた。

オーディナルスケールのイベントバトルに参加したキリトは公園での戦いを終え次の場所に向かっていた。その日も都内十ヶ所でイベントバトルが行われていた。今のランクは1506位。更に上げるにはこのイベントバトルでボーナスを獲得するしかなかった。各地のバトルに参加してはボスを倒すを繰り返すキリト。一ヶ所だけ倒せなかったが全九ヶ所のボスバトルを終えランクは9位に上がっていた。
「やっとオーディナルスケールの戦いに慣れてきましたね黒の剣士」
後ろを振り返るとエイジとジェネシスがいた。
「黒の剣士明日ユナのライブに来い!!そこで閃光とリュウヤの記憶を返してやる」
そういって何処かに去っていく二人。エイジの首もとに何か光るものが見えたような気がしたが結局何かは分からなかった。

キリト達の会話を近くの壁から一人の人物が聞いていた。その人物は会話が終わると何処かへと消えていった。
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