暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン handle a system
OS編ep2記憶
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
時にイベントバトルの制限時間である10分が終了し二体のボスは何処かへと消えていった。

「見てキリトくん!!湖が見えるよ!!」
アインクラッド二十二層の森の中でアスナはキリトに肩車をしてもらい森の中を進んでいた。しかし気が付くと何故かキリトの姿はなかった。一人薄暗い森の中を進むアスナ。また気が付くと今度は真っ暗な場所にいた。辺りには色んな物がポリゴンとなり消えていく。遥か先にキリトがいる。そこに向かって走り出すアスナ。
「キリトくん!!」
ゆっくりと歩いていたキリトが足を止めアスナに向かって振り返る。
「君は誰だ?」
キリトのその一言に足が止まりそうになる。やがてキリトの後ろにエイジが現れキリトを包み込みーー

「?!はぁはぁ・・夢?」
どうやらさっきまでみていたのは夢だったようだ。少し前都内のショッピングモールでのイベントバトルで気を失ったアスナ。スグに目を覚ましたものの大事をとりキリトに家まで送ってもらった。その後疲れたアスナはスグにベッドに入った。
「アレ?・・」
飛び起きてから何故かアインクラッドの記憶にモヤがかかったように思い出せない。

アスナからキリトに連絡が来たのは夜の2時を過ぎていた頃だった。話があると言われキリトはALOにダイブする。
「アスナどうしたんだ?電気もつけないで」
真っ暗な部屋の中にアスナは一人でいた。キリトはメニューを操作し明かりをつける。
「キリトくん私達この家に何時から住んでたんだっけ?」
「確かSAOがクリアされる少し前からだから・・・2年くらいかな?・・アスナ?」
「・・キリトくんごめん何も思い出せないの・・アインクラッドでキリトくんと過ごしたことが・・」

「検査の結果どうやらアスナさんの脳に限定的な記憶スキャンが行われた形跡があります」
次の日の早朝キリトはアスナをつれて病院に来ていた。検査の結果アスナがアインクラッドの事を思い出せないのはアスナの脳に限定的な記憶スキャンが行われた影響で記憶障害が発生しているかららしい。
「最近似たような案件がよく報告されています。聞いた話だと記憶全てを失ったという人もいるみたいですね。彼らの共通点はオーディナルスケールをプレイしていたということです」
「それってオーディナルスケールをプレイしたら記憶障害が起きるってことですか?!」
「今の段階ではなんとも言えません」

病院から帰ってきたアスナとキリトはALOにログインしアインクラッドの思いでの場所を巡っていた。初めてであった広場や鍛冶詐欺にあった場所などを巡るが結局アスナが何も思い出すことはなかった。

夜キリトは一人でとある広場に来ていた。ここでは今日オーディナルスケールのイベントバトルが行われる事となっている。エイジとジェネシスがアスナの記憶を取り戻す方法を知ってる
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ