異世界への帰還
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同行していないママとセラとリズと桜は、もう士郎が大人の階段を上ってしまって、自分が奪おうと思っていた童貞や貞操が何者かに踏みにじられて、穢されて奪われてしまったのだと思って激情し慟哭した。
ちなみにセラの場合だけ、イリヤやクロが被害に逢わないよう、自分の身を差し出して筆下ろしでも何でもさせてやるつもりだった。それ以外の女はママも含めてガチである。
「シロー? 誰に手を出したのですっ? やっぱりイリヤとクロ? そうなんですね? やっぱり貴方はいつか、こんなことをしでかす人だと思っていましたっ!」
初対面の異世界士郎の胸倉を掴んで、早速往復ビンタ責めを始めるセラ。こっちの士郎が止めても聞こうとしない。
「シロー、誰とヤッたの、リズお姉タソに正直に言ってみようか?」
大型のハサミを用意して、初対面の相手の局部を切り取ろうとするリズお姉ちゃん。
「シローはずっとママの脚とか胸を嫌らしい目で見ていたから、きっとパパがいない隙に夜這いをすると思っていたのにっ」
一名不倫願望と義理の息子にレイプされる願望まで持っている変態がいたが、切嗣が、
「アイリ、それはどう言う意味かな?」
と聞いても、使い終わって役目を果たして、愛など冷めきって触れられるのも虫唾が走る夫などアウトオブ眼中だった。
「お兄ちゃん、誰と浮気したの? やっぱりアンジェリカ? 桜の人形? イリヤにはまだイタズラしてないけど、クロエは天井裏から本気で夜這いかけて来るから撃退しないと毎晩だし」
美遊も、イリクロに着物を着せて、クロエなど全裸肌襦袢をさせてパンツは没収したので、兄の嫌らしい指がイリクロに触れたのも、アンジェリカのだいしゅきホールドで引き倒されかけたのも許せない美遊。
「やめてっ、このお兄ちゃんは別人なのよっ、うちのお兄ちゃんはこっち、みんなとは初対面なのよっ!」
イリヤの叫びで女達は「あれ〜っ? そ〜だっけ?」とやっとこさ気付いて、謝りもせず撤収したが、正当な怒りを押し付けている美遊は撤退しなかった。
「ギブギブギブッ」
正確に頸動脈の脈動を押さえて来る、妹のチキンウィングフェイスロックに、タップしてギブアップした傷あり士郎。ようやく女達のリンチから解放された。
「いやあ、異世界の初対面の方に申し訳ない」
「たぶん、君の今までのカルマが、俺にぶつけられたんだと思う」
士郎同士が会話して、女たちのリンチのうち、美遊以外は全部この世界の士郎の難聴のせいだと言いたかった傷あり士郎。セラのビンタで頬が腫れていた。
切嗣はアイリの愛が既に自分に向いていないのを知って、自分の小さな部屋で膝を抱えて泣きながら眠った。
そこでクロエが枕元に座って父に向かって、こう言った。
「もうママとは別れちゃえば〜? 天然で奔放な女なんて、すぐ浮気するし
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