20部分:愚王の末路その三
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「毒を仕込んだ武器を使うつもりか、下衆共が・・・・・・!」
ホプキンズの背を忌々しげに見ながら将軍は呻いた。夜は更けやがて新たな戦いの始まりを告げる朝日が両軍を照らし出した。
後にこの戦いはリボー会戦と称されるようになった。参加兵力は解放軍四万、イザーク軍七万、兵力において両軍には大きな隔たりがあった。だがイザーク軍には致命的な弱点が幾つかあった。まずはダナン王の余りにも感情的で場当たりな采配、親衛隊と正規軍の将兵との軋轢、王の重臣達の横流しによる軍の物資の欠如、親衛隊の暴虐による民衆の反イザーク感情・・・・・・。スレッダー将軍をはじめイザークの心ある者は皆この戦いの行く末を案じていたが王は聞く耳を持たなかった。かくして戦いの幕は開かれた。
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