S-3 ■■■■■■
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さなければならない敵だ。
そちらにも何かするべき事があるのだろう。それも踏まえ、この闘い……」
物静かなイメージが強いセイバーが沸き立つ闘志を抑えきれないかのように告げる。
「俺とマスターに一任させてもらおう」
黒髪のセイバーとそのマスターへと向けられた言葉。それに対して二人は驚いたような顔をしていたがやがてマスターの方が
「セイバー、行くぞ」
「ですが……分かりました」
二人は短く会話し、鱗のセイバーが来た道とは全く逆の方向へと消えていった。
『ニゲタ ヨワイ』
「お前の眼にはそう映るのか」
『オマエ ヨワクナッタ』
「…………」
セイバーは何も告げない。しかし、変化はあった。セイバーに追加されたスキルの三つ全てが、いつの間にか消失していた。
「マスター、貴方は既に気づいているようだが……ここで俺の真名を明かそう」
一瞬の静寂。
「蒼天の空に聞け!我が名はジークフリート!汝──邪悪なる竜をかつて撃ち滅ぼした竜殺しの勇者だ!」
その時、オレの視界には背中を覆っていた鎧が接がれ、そこに葉のような跡が浮かび上がったセイバーが剣を地面に突き刺し、堂々と立っている姿が映った。
Fate/heterodoxy S-3 真名/竜殺し
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