暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1615話
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ダム02のパイロットは覗き趣味があるという話を広めようと思えば、広められる。
 デュオも最初はその辺を分かっていた訳ではないだろうが、それでもルクセンブルク基地で暮らしているうちに、その辺りは理解出来るようになったんだろう。

「それでも、そんなに居心地は悪くないと思うんだけどな」
「それは否定しない」

 傭兵部隊だからというのもあるが、それ以上にシャドウミラー……ホワイトスターに残してきた方のシャドウミラーらしい雰囲気がこの部隊にはある。
 ……向こうのシャドウミラーとの共通点なんて、それこそ俺くらいのものなんだが。
 いや、寧ろそれが理由なのか?
 それと、やっぱり少人数だからというのも大きいだろう。
 世の中には大量に人員のいる……それこそ、傭兵を率いている者が部隊に所属している全員の名前を知らないというような傭兵部隊もいる。
 そこまでいかなくても、20人、30人規模の傭兵部隊ともなれば、自然とお互いの関係は広く浅くとなってしまう。
 勿論そんな状況であっても、深い繋がりのある者はいるんだろうが……それでも、全員と深く信頼し合うというのは、不可能とは言わないがかなり難しい。
 それに比べると、シャドウミラーは元々が俺と凛、綾子の3人だけの傭兵部隊だった。
 そこにサリィが加わり、五飛が加わり、そしてデュオが加わり……それでも6人の傭兵部隊でしかない。
 いや、サリィは連合軍から派遣されている人物なのだから、正確には5人なのか。
 それと、MS輸送機のパイロットや整備員達も連合軍からの派遣組だな。
 ともあれ、そんな風に少人数だからこそ、お互いに気安く接する事が出来るというのもあるのだろう。
 人数が多くなれば、それだけ大きな仕事も引き受ける事が出来るんだろうが、色々と面倒事も増えていくしな。

「なら、いいさ。お前がいる間だけでいいから、シャドウミラーで思う存分働いてくれ」

 そう告げ、俺はデュオの部屋から去るのだった。
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