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黒川暗子の怪人事情
恐怖!マッドアルケミストの毒ガス漂うゴミ焼却!
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よ!前スッゴイの見せてくれたじゃない!」

「えー、私は引きこもりのネクラだからそういうのは好きじゃないんだけどなぁ」

「本当お願い!最近ではお父様も元気がなくなってるしこのままじゃ『ショータイム』だけじゃなくて悪の組織全体のピンチなのよ!」

「そこまで言うなら仕方がないなぁ」
プライドの高い亜矢子が他人の力を求めるのは珍しいので暗子は頼みを引き受けてしまった

「でも亜矢子も協力してね?」

「え?」















何でもいいから勝ち星を挙げたいということなので単体で絶対的力を持つ『マスク』を標的とするのはやめておこう
実力的には『魔法少女』とかを誘い出せれば良いのだが彼女達は基本的に異次元で戦っているらしいので上手くいかない

となると前回負けてしまったリュウセイジャーへの報復が望ましい



リュウセイジャーは5人揃うと必殺技を放ってくる(何故か怪人は必殺技が発動中動けないらしい)ので分断したい
あまり大事にすると他の『ヒーロー』がやってくるのでしょぼい案件と思わせよう


以前作った怪人スカンク人間を使おう
能力的にスカンク人間と相性の良い怪人も連れて行く

いつも思うが怪人の逐次投入は勿体ない
潰せるときに全戦力とまでは言わないが一度に複数体を導入して倒せばいいのに

「明日の新聞の見出しはリュウセイジャー敗北!スターダストに という感じに決めるよ」

「なんだかかっこいいわね!それで私は何をするの?」

亜矢子はとりあえず風呂の用意とガスマスクかな







正午 サラリーマン達が昼食を食べようと姿を見せだした時間に異変は起きた

「なんだ!臭いぞ!」
「これじゃ飯が食えない!」
「きっと怪人の仕業だ!」

異臭が街の一部で発生して食事ができなくなったのだ
そして最寄の『ヒーロー』であるリュウセイジャーに通報が入った

「流星レッド出動します!皆の大切な食事の時間を邪魔する怪人め!俺が成敗してやる!」



















「そろそろかなぁー?スカンク人間君準備しといてアルラウネレディさんとガスマスクマンも配置についてねー」

悪の組織『ショータイム』はゴミ焼却施設の制圧を完了してテレビ局の電波をジャックする用意をしていた
この時間帯大変視聴率が悪い番組があるのでそこの放送を邪魔させてもらうことにした

亜矢子としては昼の定番番組をジャックしたいと暗子に話したがそこには先約がある


「全員ここからはガスマスク着用で放送始めるよー」
















「俺様は悪の組織『ショータ
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