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Fate プリズマクロエ お兄ちゃん強奪計画
珍客2名
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リカは、まだ留学する気などなく、ジュリアンも断って帰ったのでベアトリス、エリカも行かない。
「どうだろう、エミヤ・シロー君、イリヤスフィール君、クロエ君、ミユ君、君たちもぜひ来て欲しい、そして奇跡の瞬間を報告書として書き記して欲しい、そして、できればその魔装置、カレイドステッキの調査にも協力して欲しい」
 異世界の大師範が制作した杖なので、同じ人物が調べれば問題も起こらない。全員イギリス行きが平和で正しい道だった。
「私たちはアインツベルン、たぶんさっき追い払われた連中の親戚なの」
「それは失礼した、ヨーロッパでの話し合いは決裂したが、良ければ呼び戻して話し合いもする」
 ウェイバー君的天使様のお言葉だったので、大陸側のアインツベルンとでも対話すると言ったエルメロイ卿。
「私たちはホムンクルスのママから生まれたホムンクルスハーフ。たぶん無原罪の生き物から聖杯の器を作り出して、英霊を召喚して生贄にして、中身を作るつもりだったんだわ。私もママも、アインツベルンのやり方は好きじゃないし、元いた世界では魔術師殺し(切嗣)に消されたはずよ、爆破とか酷い方法でね」
「そうでしたか、私達はあなた方英雄に対して、人体実験など決してしない、それだけは確約しましょう。我が名と女王陛下の名に懸けて」
 アインツベルンに行くと、間違いなくホムンクルスを製造して、せっかく切嗣が爆破した成果をこちらの世界で再現させてしまう。クロエ的にもアインツベルン行きは断りたかった。
「イリヤ、あんたもイギリス行きなさいよ、お兄ちゃんも行く?」
「え? クロも行くの?」
「いいえ、あたしは元の世界に帰るのよ(お兄ちゃんと暮らすため)」
「じゃ、じゃあ行かない」
 一応「お姉ちゃん」としてクロエを心配してくれているのか、8枚目のアーチャーでもあり、士郎に手渡されたクズカードから英霊エミヤに繋がってしまった、存在しないはずのカードであるクロエ。イリヤの中の聖杯成分でもある少女は、キスでの魔力供給も必要としていたが、聖杯によって現世に受肉しているので、以前のように消え失せる心配はなくなっていた。
「桜二人とアンジェリカ、美遊もお兄ちゃん次第ね、ジュリアンだって、お兄ちゃんのいない学校行っても仕方ないから、何だかんだ言っても付いてくるわね、全部お兄ちゃん次第よ」
「エ?」
 この場で英国行きを決定すると、綺糺から終了のゴングが鳴らされ、第六次聖杯戦争?が終わってしまうが、そんなのは許さないクロエと綺糺は、愉悦を求めた。
「フランスの南とかどう? 温かいし、食べ物だって美味しいわよ。イギリスだとね、マクド(マクドナルド関西呼び)でもマズイって知ってる?」
 硬水なのか、イギリスの土地で収穫された野菜までマズく、パンを作ってもマズい。
 現地留学生の報告では、マクドナルドに
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