暁 〜小説投稿サイト〜
東方 影眼刻
秘封倶楽部

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先程の喧嘩で警察にお世話になって
しまった。

でも私のほうは早く終わった。
メリーとか言う人に

「蓮子がいけないのよ。」

とカバーしてもらったから。感謝だな。

メリーとか言う人は蓮子を待たないと
いけないみたいだから、礼の挨拶をして
帰ろうとした。

「貴方のその眼、見せてくれる?」


帰れませんでした(´・ω・`)


私は眼帯を外したくなかったので、
取り合えず片目(左目)を見せる。

「右目の力を増幅させてるわね。」

よくわかってらっしゃる。
右目は見せたくないけど。



「右目を見せてくれる?」

デスヨネー(´・ω・`)

私は右目の黒い眼帯を外すことにする。

私の右目には傷がある。
ただ一直線に斬られる傷ではなく、
その直線状の傷がぱっくりと広がっている。

しかも、先天的だ。
別に眼は見えないわけではない。

だけど能力なのか、その傷口が
太陽光に触れると凄く痛む。

太陽光に限らず、光そのものに弱く
なってしまったみたいだ。

だから眼帯を外した今は、
手でなんとか抑えている。
メリーに見えるように。


しかし........やはり痛むな。

メリー「他人に痛みを感じさせる眼ね。」

あながち間違いではない。
というか近いが、それでは不十分。

私の右目は、死を直感させる能力がある。
死をどう捉えるかでその人に与える
心的ダメージの量や質は変わってくる。

死に対して恐怖を持たない人間には
効果が薄いのが難点だ。

逆に考えると、死ぬことを直感させ
この眼を使えば、その効果は絶大となる。


っと......さっきの野郎が帰ってきたようだ。

?「あーっ死ぬかと思ったわ。........あれ?」

野郎を睨んだ拍子に光を浴びてしまった。
私はうっ......と怯み、眼を抑える。

?「あんた怪我してるじゃない!?」

私のは先天的だっていったろ?
いや、いってないか。

とりあえずメリーに頼んで
落ち着かせて貰うこととした。
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