暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
お節もいいけどカレーもね?・その2
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準にするんじゃない。




「さてさて、お次は夕立ちゃん……かと思いきや、村雨ちゃんです!どういったカレーのコンセプトなんでしょうか?」

「姉さん達も甘いわね。ここは飲兵衛の集まる鎮守府よ?当然、お酒に合わせた方が人気を取りやすいわ!」

 うむ、一理ある。ウチの鎮守府は飲兵衛の集まりだからな。俺も『肴になるカレー』は研究した事がある。

「ほほぅ!これは楽しみですねぇ、会場内の飲兵衛のテンションも上がっております!」

 青葉の言う通り、何人かの艦娘が立ち上がろうとしているのを隣近所の奴等に抑えられている。ったく、隙在らば飲もうとしやがって……。

「ではでは、調理の模様をどうぞ!」

《村雨:オツマミにもなるチリコンカンカレー》

・にんにく:2片

・挽き肉(何の肉でもOK):200g

・玉ねぎ:1個

・人参:1/2本

・ブロッコリーの芯、ズッキーニ等のお好みの野菜:適量

・ホールトマト缶:2缶(800g)

・ミックスビーンズ缶:1缶(550g)

・ハーブミックス:小さじ1

・クミン:小さじ1

・塩:小さじ1

・コンソメ顆粒:小さじ1

・チリペッパー:小さじ1

・砂糖:小さじ1

・ローリエ:1枚

・いんげん、コーン:お好みで

・ジャガイモ:適量

・キャベツ:適量

・カレールー:適量



「チリコンカンとはまた聞き慣れない料理ですが、響き的にメキシコ辺りの料理ですか?」

「いんや、アメリカだ。確かテキサス辺りが発祥で、メキシコ料理の影響を受けて生まれたテクス・メクス料理だったはずだ」

「じゃあメキシコ料理っていうのも、当たらずも遠からずって事ですね!」

「まぁ、そうなるな」

 画面内の村雨は、手際よく玉ねぎをみじん切りにしていく。鍋に油を引いて、丸のままのにんにくを炒めていく。香りが出てきたら玉ねぎと挽き肉を加えて、色が変わるまで炒めている。

「村雨ちゃん、お肉は何のお肉でもいいんですか?」

「お好みでOKよ。今回は肉の味を強くしたかったから、牛挽き肉を使ったけど」

 肉と玉ねぎを炒めている間に、何種類かの野菜をみじん切りにしていく村雨。

「随分と野菜が入るな?」

 確かチリコンカンの一般的なレシピだと、豆の他には人参と玉ねぎ、後はせいぜいコーン位だと思ったが。

「お野菜い〜っぱい取れた方が健康的でしょ?ホラ、旦那様の健康は気遣ってあげたいし?」

 と、そんな事を言いながらこっちをチラチラ見てくる村雨。あからさまな視線でのアピールは止めとけ、後ろの妹達が殺気立ってんぞ。

 刻んだ野菜も加えて炒めたら、潰したホールトマト缶、ミックスビー
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