郊外
出会い
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レイドに突然声をかけたのは、
とても明るそうな少女だった。
山吹色の髪が短めに束ねられ、
背中にはよく言えば妖精の、
悪く言えば蝿のような羽がついている。
フェアリーウイングの一種か。
眼は赤だが、その色は明るい。
シルハのような殺意や警戒心は見られない。
レイド「フライトはお断りだよ。」
?「いえ、ダンジョンの攻略をお願いしたいんです。」
レイド「ダンジョンの?」
レイドが聞き返すと、はい!と元気よく
返事をした。
レイド「攻略........か。」
?「結構な人数がそこで命を............」
よくいえば危険地帯だ。
そこへ踏み込めば、最悪死ぬかも知れない。
たがレイドのコンセプトは訓練。
危険ならむしろ行きたくなるのが彼だ。
レイド「構わないよ。」
?「ありがとうございます!私、
フィルといいます!」
レイド「俺はレイド。よろしく。」
下準備〜
レイドは一度街へ戻り、
アイテムを選んでいた。
一応フィルの装備を確認しておく。
フィルの武器はアーチェリーに使うような
弓だった。しかし違和感が..........
レイド「ウィザードか?」
フィル「ウィッチです。」
予想は違えど、魔攻具使いということで
納得。
だが、ウィッチなら杖魔法の方が
よかったのではないかと思ったりする。
フィル「ウィザードはなんかダサいです。」
その一言で、ウィザードの人を全て
敵に回した気がする。
今日は宿に泊まろう。
あらかた準備しておいたアイテムを
お互い確認する。
フィルは自身の武器に、魔力増強剤などを
持ち合わせていた。
術書とかあってかさばる気もするが、
そもそもウィザード系で軽装なんて
見たことないし納得。
明日、ダンジョンへ行くこととしよう。
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