MySword,MyMaster
Act-2
#3
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「セイバー……聖剣使い……かの王は、必ずやこの槍で――」
槍兵は、いずれ待ち受ける決戦の喜びに打ち震え、その白銀の大槍を振るう。かつて味わった、己よりも強大な者との戦い――その再演の時が来た、と。
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「騎士王……あのサーヴァント、本当に……? 本当に、ですの……?」
弓兵は聖剣使いの名に疑問を持つ。しかしそれは些細な疑念にすぎない。か弱きマスターと、己の願いの為に、雑念を消す。
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「ははは! ははははは!! いいだろう、素晴らしい芸術だ! 世界の半分たるこの私が収蔵するにふさわしい芸術だ! この聖杯戦争とやら……中々に良い趣向ではないか!」
皇帝は笑う。己の蔵を満たすに足る、この偽りの英雄譚への讃美と共に。
かつて聖杯を巡る戦いに身を投じた、太陽王の様に。
◆◆◆
「良い七基だ……これなら、俺の願いも――」
暗殺者は闇をかける。唯一つの、彼の目的へと向かって。
◆◆◆
「馬鹿な……馬鹿な、嘘だろ――マスター!」
そして騎兵は――闇に、消える。
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