28話「ロリのために囮作戦を考えたが、俺はロリコンではない終〜最強の鎧攻略戦〜」
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本当だ!鎧が凹んでない!お師様凄いです!この鎧は無敵かもしれませんっ!」
「……げ、げへへへへ、家畜が調子に乗るのも、こ、ここまでなのぜ?お、俺に手を出したら、100万人いる部下が報復にでて、死ぬ事だけを望む地獄の拷問生活が待っていたりするんだぜぇ……」
レッドゴブリンは立ち上がり、自分の優位を信じたいからか、俺たちを威嚇してくる。
だが、俺は思うのだ……無敵の鎧なんてもんがあったら、とっくの昔に有名になって、米軍辺りが大騒ぎしていると思うぞ……。
「いや、その鎧……衝撃まで殺してないようだから、普通に物理攻撃で中身が潰れるぞ……衝撃が殺されないようにお前を仰向けに倒して、その上から鈍器で殴れば、一撃で内蔵が破裂して死ぬと思うんだが……」
「お、脅しても無駄なんだぜ……?」
「それ以前にさ……鎧の関節部分は強化できないから、普通に銃弾が貫通するだろ?構造的にそこを強化したら動けない鉄板と化すし……」
「そ、そ、そ、そんな、ことはないんぜ……」
「それなりに重いようだから……水を魔法で作りまくって、そこにお前を放り投げたら溺死するだろ?水より重い物体は浮かないんだぞ?」
「こ、この鎧には……せ、潜水機能がついているに……違いないだぜ……たぶん」
「鎧の装甲が魔法を通さなくても、一度電気エネルギーに変換すれば、問答無用で鎧の内部を焼き尽くすだろ?試していいか?んっ?」
「……」
「その鎧……どこが『最強』なんだ?戦車の装甲に使うならともかく、ゴブリンに使っても意味ないだろ?
それに魔法を全て防げるってのは誇張だな。魂だけを攻撃するタイプの魔法は防げないと思う訳だが?お前らの上司すら、直撃したらダメージを負う攻撃を防げるのか?」
「あああっー!だずげでぇぇぇぇ!すいませんっー!調子に乗ってましたぁー!」
だぜ口調をやめて、レッドゴブリンは土下座して命乞いをしてきた。
俺は最初から、こいつを生かすつもりでいるのだ。今の気分はアフガニスタンに侵攻してきた大英帝国軍を殲滅したイスラム戦士さん。部隊が全滅した事を知らせるために逃がしてやるというセリフは嘘だが……説得力があるだろう?
19世紀のイギリス人にトラウマを埋め込んだ名セリフをアレンジして、再現してやろう。聞いただけで心が冷める怖い声でな。
「……お前の命だけは助けてやる。ほら鎧を脱いで寄越せ。部隊が全滅した事をたっぷりゴブリンどもに知らせるんだ。狼に怯える家畜のようにな」
「はいぃー!そうさせていただきますー!人間様ぁー!」
……このゴブリン、アジトに無事に帰っても、部隊丸ごと失った罰を取らされて処刑……されるのではないだろか?凄い赤い鎧を着ている時点で、ゴブリンの中では偉い方なのだろう。
仮に一兵卒だとして
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