28話「ロリのために囮作戦を考えたが、俺はロリコンではない終〜最強の鎧攻略戦〜」
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補足説明・ネタバレ伏線ver
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レッドゴブリンの生還を祝福した俺は、すぐさま態度を反転させた。白真珠みたいな可愛い娘だったらお土産を渡して返すのだろうが、醜い小男じみた外見の魔物に渡してやるもんはない。
「よし、さっさと家に帰れ、糞で雑魚なゴブリン。部隊が全滅した事を伝えるために1匹だけ生かしておいてやる。腹が空いているならゴールドアップルの1個くらいは分けてやるぞ?」
「ゲヘヘヘヘヘっ!勝利を確信して油断するのは三流のやる事だぜぇ?家畜ごときが俺様相手に油断して良いと思っているんだぜぇ?」
「ほら、さっさと帰れ帰れ。ゴールドアップルなしでいいか?」
「この赤く輝く無敵の鎧にどうやって勝利するつもりなんだぜぇー!これはありとあらゆる魔法を防ぎ、物理攻撃すら無効にする伝説の鎧なんだぜぇー!苦しみの魔族様がくれた最強無敵の鎧なんだぜぇー!」
レッドゴブリンは調子に乗っていた。確かに赤い鎧の防御力は凄そうだ。先ほどの攻撃を受けてダメージなしである。白真珠も子供みたいに目を輝かせて『最強の鎧』というロマンに浸りそうになっていた。
「そ、そんなに凄い鎧なんですか!?これはひょっとして魔族陣営の大幹部だったりします!?そういうオチだったら激戦展開になりそうですね!」
「こんな雑魚を幹部とか……米軍と冒険者の皆が泣くぞ……まぁ、でも――色々と試して見る価値はありそうだな。ひょっとしたら人類を救ってくれる可能性に満ちた鎧かもしれないし」
少し知的好奇心を刺激された俺は呪文が要らない無詠唱魔法を発動させる。
「誘導弾」
白い魔力弾を生成。誘導能力より速度を重視する仕様に変更してある。前方で高笑いをしているレッドゴブリンへとぶつけた。少しだけ酔っ払いのように体が揺れたが、大したダメージにはなっていないようだ。
「……そ、そよ風みたいな一撃だぜぇ!お前の実力はその程度なのぜぇ?そろそろ俺のターンだぜぇ?」
「じゃ、僕のターンです!魔氷剣の真髄を見せてあげますよ!瞬時にいろんな武器を作れるんです!」
「小さいメスの家畜が生意気なのぜ――」
舐めきった口調のレッドゴブリンの頭を――氷のハンマーが勢いよく殴りつけた。空を飛ぶ。小さな体が草原の上でバウンドして跳ねまくる。草しか生えていない水不足の土地だから、クッション代わりにはならない。
とっても硬い地面を跳ねまくり、レッドゴブリンは悲鳴を上げた。苦しそうだ。まるで酒を飲みすぎた酔っ払いのように見える……爆弾テロで肉体が吹き飛んだロリコン成金さんは今頃どうしているのだろうか。
「頭がグルグルずるうぅぅぅぅ!怪力すぎるんだぜぇぇぇ!」
「
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