25話「ロリのために囮作戦を考えたが、俺はロリコンではないA〜囮作戦スタート〜」
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兵器の事とかよく分からないんですよね……魔物とか結構、簡単に殺せるから未来が明るいなと思ってます」
「魔物は確かに強くないが……繁殖速度は異常だからな。駆除しても駆除しても地面から勝手に生えてくるに等しいレベルな時点で、人類側が無理をしたら破滅するぞ。それに人件費も冒険者の方が総合的に安いし。死亡しても自己責任だから遺族の生活を保障しなくて済むという大きな利点がある。
まぁ、せめて第二層を奪還する事ができれば……魔物と魔族の連絡を断てて、逆転のチャンスがあると思うのだが」
「じゃ、第二層を奪還しましょう!」
「第二層に魔族がうようよ居て、遮断装置を大量に設置しないと勝ち目がないな」
「遮断装置?どこかで聞いた事があるような……?」
「遮断装置ってのはな。魔族の力を弱らせる電波を発生させる装置なんだ。これが第一層に大量にあるおかげで、魔族は思い切った侵攻ができず、雑魚すぎる魔物ばっかり使っているんだぞ。
まぁ、どんな装置なのか秘匿されているし、どれだけ設置されているのか、俺も知らんがな。ひょっとしたら魔力の影響を受け辛い金属を大量に使った超高級品の可能性もある訳だし、あと電力の問題もあって第一階層全てを覆うのは大変だから、遮断装置はきっと発電所の近くにあるんだろう」
『公共事業をじゃんじゃんっ!増やしぃー!偉大なワシは天に召されるであろうっー!そうっ!これは新しい時代の幕開け――』
突然、バグダインの放送演説が途絶えた。これは――どこかで大量の魔力を使っている。もしくは魔物の大群が近くにいる証だ。魔力対策をしていない安物のハイテク機械は魔力に弱い。電子海路が焼ききれて、すぐに壊れてしまうのだ。
「白真珠っー!敵はいるかぁー!?」
「お師様ぁー!後方から敵ですっー!」
「数は?」
「えと……1、2、3、たくさん?」
「4以上の数字を数えられないのか!?」
「数え切れなくらいたくさん居ますっー!」
白真珠のその言葉で、俺はバックミラーで後方を確認した。するとそこには――軽自動車やジープに跨った膨大な数のレッドゴブリンの集団が居たのだ。
だが、これはおかしい。魔物は魔族の手先。バグダインが差し向けたとするならば――奴は人類を裏切っている。そういう事になるのだ。
「おいおい……ありえんだろ……何が悲しゅうて魔族に寝返るんだよ……」
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(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚) 冒険者の賃金ってどれくらいでしょう?
(´・ω・`)特に考えてない。物価計算がめどい
(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)こらぁー!?
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