22話「ロリのために労働しているが、俺はロリコンではないC〜元プラチナバッジ冒険者の秘密〜」
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ネタバレ伏線ver
http://suliruku.blogspot.jp/2017/01/22_17.html
妖精のような美少女が逆夜這い。男なら誰だって体験してみたい魅惑的なイベントだろう。自分が異性からモテモテで魅力があるという証拠になるし、スケベーな事もできて役得だ。
しかし……白真珠みたいな幼い娘を抱くのは犯罪だろう。だから俺は欲求を我慢して――
「だ、駄目だ……!俺と白真珠は出会って二日そこらだろう……?確かにこの悪徳と背徳の都にいる女は、出会ってすぐに合体するような女ばっかりだが……俺は白真珠とはもう少し普通に付き合いたいんだ……」
「え?抱きしめてくれないんですか?」
「いや……幾らなんでもそれは……え?抱きしめる?」
「抱きしめてほしいんです、そうすると安心して眠れる……そんな気がするんです。もう一人で孤独な夜を過さなくても良いんだって。毎回毎回、骨とか折ったり、地面に悪党を埋めずに済むんだ……そう思えるんです」
「そ、そうか……そういう事なら……うむ、良いだろう……俺は紳士で良い男だからな、うん」
俺は小さな銀髪ロリ娘の体を包み込むように、優しく抱きしめた。軽くて柔らかくて良い匂いがする。
背中に手を回し、モギューと強く密着すると、白真珠の大きな胸から心臓の鼓動を感じて、俺の心臓もそれに合わせて脈動していた。
ドクンッドクンッ……ね、眠れない……。可愛い娘と抱き合っていると思うと、頭と体が興奮してエロい事で頭が一杯だ。しかし、こんな俺と違って……白真珠の方は安心感を得て、すっかり油断している。
うむむ……これが男女の価値観の違いか。男はエロい事を考えている時、女は爽やかな事を考えているっていう奴だな、これ。
「……お師様と抱き合っていると……僕、心が落ち着きます……」
「お、おう……そうか……」
「お師様と出会えて良かったです……変な事もしないですし……お父様って呼びたいくらい敬愛してます……」
大変だ。俺はこのままではリアル光源氏さんになって、ロリの荒野を駆け巡る狼さんになりかねない。
こんなにも可愛くて素直で、俺を慕ってくれる女の子なんて初めてだ。普通、このくらいの年齢の女の子はもっと我が儘で、好き勝手に生きているはずなのに……。
白真珠の大きな胸が、俺の胸に当たってやばい。今の俺の姿は軽装の黒いパジャマだから、余計につやつやの肌の感触を味わって、白真珠を女性として意識してしまう。
こういう時は――別の事を考えて、思考を誤魔化すしかない。ことわざを思い出そう。この悪徳都市に伝わる大量の諺を思い出せば、勉強になるし、注意すべき留意点にも気づくはずだ――
-------------------
冒険者には棺桶が必要ない。(財産は都市が没収する)
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ