ガンダムW
1612話
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した方がいいと。
「つまり、現状で何も大きな動きが起きない限り、また同じような事が起こる。そう考えても、不思議でも何でもないと思うが?」
『……それは否定出来ないな』
ベンティも俺の意見に賛成なのか、あっさりとそう告げる。
『だが、問題なのは敵が最新型の水中用MSを使用しているところだ。勿論連合軍にもキャンサーやパイシーズはあるが、エアリーズよりも格段に数は少ない。どこが狙われるか分かっていれば戦力を集中も出来るが、海岸線沿いにある基地はどのくらいになると思う?』
「一応、連合軍が使っている水中用MSもあった筈だろ? 性能や操縦技術では負けてるかもしれないが、それを数の差で補えるんじゃないか?」
パイシーズとキャンサーが有名だが、当然それが運用される前にも、連合軍には水中用MSというのは存在していた。
キャンサーに似ているその機体は、俺も何度か見た事がある。
それを使えば、性能や数の差は補えるのではないかと、そう思ったのだが……
『難しい、だろうな。同じ事を繰り返すが、世界中で海岸線沿いにある基地はどれだけの数になると思う? とてもではないが、全てに十分な護衛を付けることは出来ない』
「……となると、俺達の出番、か」
『正気かね?』
「そこはせめて、本気かと聞いて欲しかったところだけどな。本気だよ。幸い明日にはトールギスの改修も終わるらしいし」
そう告げる俺に対し、ベンティは信じられないものを見るような目で、こちらに視線を向けるのだった。
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