暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1612話
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という罪悪感もあるし。
 五飛はともかく、デュオ辺りならある程度金があれば何かを買ったりとか、そういう事はしそうだしな。
 五飛は……青龍刀のように武術で使う物を買ったりはしそうだけど、デュオみたいに自分の楽しみの為に何かを買うとかそういう印象はない。
 良く言えばストイックって事なんだろうが、悪い意味で言えば余裕がないんだよな。
 シャドウミラーにいれば、その辺りに変化が起きるかもしれないとは思っているんだが。
 残念ながら今のところ、その様子はない。

「ああ、違うわ。この書類のサインはこっち」
「っと、悪い。……うん? この収入は……」
「ほら、連合軍に雇われてから、エアリーズ隊の訓練をしたでしょ? それの件よ」
「それか。……また、随分と前のだな」

 そう言われ、トールギスを使ってひたすらエアリーズ隊と模擬戦をしていた時の事を思い出す。
 最初はそんなに技術がなかったけど、次第にその操縦技術も上がっていったんだよな。
 そして最終的にはOZの精鋭部隊を相手にしてもほぼ完勝出来るだけの実力を身につけた。

「一時期は各基地に派遣されてたけど、OZとの内乱が始まってからまた部隊を結成してニューエドワーズ基地を拠点に活躍してるみたいよ? OZの基地を陥落させたって話は聞くし」
「当然だろうな。精鋭部隊ですら敵わないんだし。勝つとすれば、それこそ数を揃える必要があるけど、元々少数精鋭のOZで、どこの基地に攻めてこられるかも分からないのに、数を揃えられる筈もない」

 完全にOZの量より質、少数精鋭の欠点が出た形だ。
 相手が弱ければ、多少の数の差はどうとでもなるだろう。だが、少数精鋭なのに、敵が自分達よりも高い技量を持っているとなれば……それはどうなるのか、考えるまでもない。
 それこそ、どこの基地に攻めてくるのかが分からなければ、OZにはどうしようもない。

「シャドウミラーだけじゃなく、それ以外でもOZに勝てる部隊があったか」
「でしょうね。所詮私達は1部隊でしかないもの。そんな状況だとOZの基地を攻略するにも時間が掛かるでしょ。それに……聞いてる? 最近海岸沿いにある連合軍の基地が何ヶ所か壊滅したらしいわよ?」
「……壊滅? 占領じゃなくてか?」
「ええ、壊滅。降伏すると通信を送っても、それを無視して攻撃してきたらしいわ。その結果、その基地にいた連合軍の生き残りはほんの数人だったそうよ」
「また、随分と乱暴な」

 俺の口から出た言葉には、呆れの感情が強くあった。
 当然だろう。原作のようにOZが一方的に有利な状況であれば、そのような真似をしても問題はない。
 だが、今は互角……いや、地球では勢力的に拮抗しているが、宇宙ではバルジの件もあってはっきりと連合軍が有利だ。つまり、総合的に見れば
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