第6章 VS感情
18.祭りも終わり、戦場へ…?
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し、行き先も大丈夫だぞ?どうしてそんなことを聞くんだ?」
いやあんさん祭りのこと何も知らなかったでしょうが、とツッコミたかったが、やめた。本人が大丈夫って言うならそっちも大丈夫なんだろ。多分。
「何もしないのならもう帰らない?私、深夜アニメのために仮眠を取りたいのだけど」
俺の横で目をこすりながら言う夾竹桃(え、なにそれまじ可愛1000%なんですけど!)の言葉に同意して、俺たちは海辺から去って行った。
その後にいいシーンになったということは、チラッとまた見ていた夾竹桃しか知る者はいなかったという。
ーーーーーーーーー
「ところでよ、星伽って強いのか?見た目からしてあんまり強そうには見えなかったけど・・?」
ジャンヌが残りの作業をすると別れて、俺たち3人は帰路につく。
またよくわからんアニメの話をしだす理子、それに乗る夾竹桃の2人をチラッと見ながら気になったことを聞いた。
「無茶苦茶強いよー!星伽候天流の剣術の達人でー戦闘能力はバッリバリに強いよ!」
変装を解いた理子が話し始める。
内容をまとめると星伽は超能力捜査研究科(SSR)のトップらしく、実力はアリアと引けを取らないそうだ。それだけでもマジかよと顔が青ざめてしまう俺なのだが、そもそもSSRについての情報自体あまり知らない。確か超能力を使える可能性のある生徒を管理するだったか。ということは星伽がトップなら、星伽が超能力ってのが使えるってことか。
などと思っていると、理子が説明の締めくくりに、こんなことを言った。
「ーーという感じ、あ、そうそう!前に銃弾を切って避けてたとこも見た人いるんだって!」
「・・いま、なんて?」
「え?だから《《刀で銃弾を切れる》》って・・」
「・・・へえ」
ートクン
一度大きく心臓が音を立てたような感覚が襲う。
弾を切る
それは俺がいま最もやりたいこと、最も獲得したい技術だ。
弾さえ弾ければ、俺の得意な接近戦に持ち込める。いままで負けてきた奴らにも勝てる。そう思うとゾクッとした。
そして、その星伽が明日戦うんだ。『イ・ウー』の剣士、ジャンヌと。ジャンヌも相当な剣の達人だろう。そんな2人の対決を知って、見ないなんて選択肢、俺にはない。
・・無いのだが
「しゅーちゃん、明日は絶対に病室にいないとダメだからね。理子と一緒にお留守番。変なこと考えない」
ジト目で俺に牽制球を投げる理子氏。やりおる。
「わ、わーってるよ。ジャンヌは来るなって断られたしな。行かない行かない」
理子の頭を撫でながらそう言うと満足そうに笑う理子。
「うん、素直なしゅーちゃんは楽でいいね!もうそんな足で危険なとこ行かないでちょ」
「あーいあい。わかってます
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