第4章 VS アリアAA
11 魔宮の蠍の最後
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、俺もしかして無茶苦茶怖がられてないか…?初めての経験だぜ。だけどまあ、夾竹桃の言う通り二人は抑えきれた。
…でもあと一人、誰か残ってる。そいつもここにいればよかったんだが…そいつを探さないと…報酬が…!!
やって、みるか。
「あのさー、そもそもなんで俺がライカ、だっけ?その子を倒したって思ってるわけ?俺何もしてないんだけど」
「は!?なにいきなり言ってんですか!?そんなわけ」
「いやお前ら俺の評判聞いたことないの?すごいぞ悪い意味で」
「…た、確かに…岡崎の射撃訓練は一度見た事ありますけど」
「0点を取った人を見たのは初めてだったのでよく覚えてます…」
「そんな人が」
「あの火野 ライカを倒せたとは考えられないです 」
うるさいよ。…本当のことだけどさ。
で、でもまあ、いい感じになったな。プライド的にはズタボロだが。
「だろ?そもそも俺は夾竹桃に脅されて手伝ってただけで、実際やったことは催眠ガスを投げて通信機を壊しただけなんだよ。そう考えたら、どうして夾竹桃はライカって子をわざわざ打撃で倒したと思う?」
「…岡崎修一が倒したと認識して、岡崎修一を強者にするため?」
「でも、どうして?」
「こうやって、お前ら二人を俺の監視役にして人員を減らすためだな」
「「なっ!?」」
よし。上手くいきそうだな。
「あーあーすごかったぞライカを殴る夾竹桃。あの2人まじでやばいかもな。あいつサディストだからさ、2人ともやられたとしてもその後からボッコボッコ殴り始めるかもなぁ。その子もそんな感じだったし、気絶した上からボッコボッコボッコボッコ」
「「!!??」」
…これ夾竹桃に聞かれたら俺がボッコボッコなんじゃなかろうか。…どうか耳に入りませんように。
「早く助けに行った方がいいんじゃないか?」
「あ、あわわわわ…!」
「ま、まって!そもそもどうしてそういうこと教えるんだ!?言わないほうがいいはず!」
お、頭いいじゃん。…どっちかわからないから名前はわからないが。
「まあそれもそうなんだけどな。実際俺も夾竹桃の最後を見に行きたいってのが願望で。それにはお前らに信用してもらわないといけないだろ?ってことで情報提供」
まあ実際は最後の一人をこっちに来させるためだが
「…い、一理ある…」
「で、でもそうなるとあなたが夾竹桃に手伝えるじゃないですか!」
「あのなーお前ら、さっきも言ったけどEランクだぞ。戦闘に紛れるとか無理だ無理」
「…ど、どうする?」
「…い、いいんじゃないか?岡崎の言ってること理屈通ってるし」
……よし。だいぶ俺の発言力が強くなってきたな。
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