第4章 VS アリアAA
11 魔宮の蠍の最後
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っちはどうなってる?間宮は?』
「ちょっと交渉に失敗したわ。だからあの子と一対一になって、鷹捲りだけでももらって行くことにしたの」
『鷹捲り?なんだそりゃ』
そうか、確か岡崎には何も伝えてなかっわね。それで手伝ってくれるところは良いところね。
「間宮一族に伝わる伝統の毒よ。私ってこの世に自分の知らない毒が存在することが許せないから」
『ふーん。んじゃとりあえず今近くを通った間宮と黒髪の女は無視していいよな』
「ああ、そっちに行ったのね」
『まあ、通信施設がやられたら確認にはくるだろ。戦いの場所はどーすんだ?ここでいいのか?』
「そうね。どうせなら景色がきれいな場所がいいわ。…そうね、橋とかどうかしら」
『おいおい、こっから一番近い橋つーと、こっからもう一km先だぞ。…ほかの場所にしね?俺結構もうギリなんだけど』
「なんであなたのことまで考えないとダメなのよ。さ、あのトランクを橋まで持ってきて頂戴ね」
『…へーへー。従いますよ』
不満そうにしながらも従ってくれる岡崎。命令する側ながらちょっと同情するわね。ただのEランク武偵がこんなことに巻き込まれるなんて
「ついでにあと二人くらい人数を減らしといてくれるかしら。私が一人無力化したけど、まだあと7人もいるし、まだ人数が多いわ」
『いやあと5人だ』
どうやら2人無力化したようだ。計算違いだが、嬉しい誤算だ。
「あら、あなたなんだかんだ言いながらやることはやってるじゃない」
『たまたまだっての。相手が接近戦で来てなかったら負けてた』
「ならそうね、あの間宮あかりの近くにいる佐々木志乃って子は私がやるわ。」
『んじゃ俺は残り三人を近づけないようにしたらいいんだな。・・無理だったらよろしく』
「無理だったら報酬はなしよ」
『…全力でがんばります』
「よろしい」
通話を終えた後、私はゆっくりと橋に向かって歩き出していた。
…あ
「そういえば橋にどうやって間宮あかりを呼び出そうかしら…通信は壊しちゃったから私のいる場所も知らないんじゃ…」
「ようやく見つけましたわよ夾竹桃!あかりたちにはもう伝えましたわ!あなたも終わりですわよ!」
「…グッド」
頭に包帯を巻いた高千穂のおかげで何とかなりそうね。あと二人、頼んだわよ、岡崎。
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Akari side
「ひどい…ライカが…」
志乃ちゃんと拠点に戻ってみると、その近くでライカが倒れていた。先に来ていた、愛沢 湯湯ちゃんと、愛沢 夜夜ちゃんがその看病をしようとしている。ライカのほうは顔に
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