第4章 VS アリアAA
10 魔宮の蠍の手伝い
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かな」
俺の右方向先に一人の武偵がいた。理子と同じほどの長さの金髪と右手に扇子を持った子。可愛いというより綺麗、美人といったほうがいい容姿してるそいつは先ほどまで俺たちを覗き見ていた人物。まあつまり先ほど言っていたおひとりさまだ。
「あなた、あの女の手下ですわね!私は強襲科一年高千穂 麗!そこをどきなさい!」
こちらに銃(スーパーレッドホークだっけかな。銃の名前は覚えるの苦手だ)を向けながら自己紹介してくれた。(なんで?それがこいつ流の礼儀ってやつなのか?)
手下って…まあ否定はできんが。
「ああご丁寧にどうも。ただいま右手左足を撃たれた状態の岡崎修一です。あーそれと、通すのは無理だ。俺の食費的に」
「しょ、食費?…って岡崎?ああ、あの二年でEランクと噂の」
あらら一年生にまで知れ渡ってるんだねそれ。高千穂は鼻で笑いながら
「二年の先輩といえどEランク。私はAランクですのよ?勝てるとお思いですか?」
「いやーまあ負けるだろうな。俺お前に勝る才能一個もないし」
俺はそういいつつ、今やれることを確認するために
現状を
整理し始めた。
《ここはあるビルの上。周りに遮蔽物はなく、下はアスファルトで雨に濡れている。広さは7×7mほど
相手は高千穂麗。持ってる武器はあのスーパーレッドホークと呼ばれる大型銃のみと思われる。あれは威力が高いから一発でも食らうとアウト
目的は夾竹桃に近づけないこと。勝たなくてもおけ
右手左足骨折中。激しい動きは無理
持ち物 ・とべーる君 二号 【8話参照 ターザンできる】
・冷却弾 四発 【液体に当たると凍らせる】
・防弾シュート 一つ【ただの防弾チョッキです。後ろからパラシュートがでる】
・絶対温か毛布 コンパクト 一つ【コンパクト型の電気毛布。あったかい】
・携帯
・ティッシュ【濡れてぐしょぐしょ】
・飲み水 150ml 1
・ワゴン車のカギ 一つ
》
追い付いて整理してみて一つ思う。あれ?俺、武器一つも持ってなくね?
「お友達のピンチなんです!!手加減しませんわよ!」
「くっそ…やるっきゃないか。もういやだわこんな生活!」
VS高千穂戦開始
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「ーーッ!!」
ビル下の路地裏にて
間宮が拳銃をホルスターから抜こうとするのを傘で遮った夾竹桃。そのまま先端を首もとに持っていく。
「別にここで戦いましょうって言ってるわけではないのよ。あなたを向かい入れたいの『イ・ウー』にね」
「『イ・ウー』…?」
「まあ
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