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サイカイのやりかた #毎週投稿
第3章 VS HERO
9 武偵事件終結+
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。ま、キンジがHSSじゃなかったし生き残ってくれたほうがいいけどさ』

「あ?キンジが、なんだって?」

なんつったH…なに?

『くふ。なんでもないよ〜。というかアリアを殺す予定だったことに怒らないんだね〜。てっきり嘘ついたこと怒鳴るかなって思ってたんだけど?』

「ああ、それな。なんつーか、お前とアリアになんか因縁があるってことはわかってたし、理子もどうでもいい理由で殺そうなんて思わないだろ。だから俺が怒鳴るにも、ちゃんとした理由知ってからじゃないとおかしい」

『冷静だな』

「ま、犯罪に手を染めちまった以上これくらいはしょうがないさ。あとは…」

『あとは?』

「俺の尊敬するアニメキャラのセリフを使わせてもらうならあれだ『女の嘘を、許すのが男だ』ってやつ」

『くふ♪アニメって、修一そっち系なの?』

「んーどうだろうな。見るもんは見るが萌えとかはよくわからん」

『へー、じゃあ今度理子が教えてあげる。結構理子詳しいよ』

「あ、そーなの?んじゃよろしく」

なんか話がずれた気がするが…まあいい。

「んじゃ俺はもう帰るからな。仕事も終わったし」

『あ、それなんだけどさしゅーちゃん』

切ろうと思ったのに、なぜか引き留めた理子。…え?

『実は〜理子が金さえ払えばなんでもするしゅーちゃんのこと話したらさ、知り合いがぜひ貸してくれって言ってきたんだよね〜』

「は?」

ちょ、ちょっと待て。終わったんじゃないのか?てか金さえって…

「俺お前の言った通り動いたろ?もう十分じゃないのかよ?」

『んーそうなんだけどさー♪どこも人が多い方がいいみたいなんだよねー。きちんとお金は払うらしいからさ』

「…ったく。俺はなんでも屋じゃないし。お前ら悪の組織が欲しがるような才能も技術もないってのに」

『まあまあ。あ、じゃあその追加報酬に追加して、アニメ教えるとき理子が全額払ってあげるから』

「引き受けましょう」

即答だった。その日の食費が浮くんならどんなことでもやってやるさ。

『…チョロ』

「聞こえてるが否定はしない。で?その依頼主ってのはどこにーー」


「ここよ」


俺はタンカに乗せられるアリアを見ながら固まってしまう。後ろからいきなり女の手が俺の首を絞めたからだ。

「おわッ!?」

俺は思わずその人物から距離を取る。そしてその後ろの女を見た。

そこにはセーラー服を着た日本人形の様に切り揃えられた黒髪を持つ、クールな雰囲気の美少女がそこに立っていた。また、女子かよ。

「はじめまして岡崎修一。夾竹桃(きょうちくとう)よ。あなたをレンタルしたの」

レンタルって、俺DVDかなんかかよ。
首をコクンと傾
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