第3章 VS HERO
9 武偵事件終結+
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のか??)
理子に怒られると焦ってみてみると、車内のだれも撃った様子はない。…ん?ってことは
俺は立っている男子に席を交代してもらい。後ろを見る
「……来るのが遅いぜHERO」
見えたのはワゴン車の運転席から体を出し、銃を構えるピンクツインテにナルシストの天才だった。
はあ、ようやく俺の仕事も終わりだな。あの二人にはなにさせてもいいって話だったし。
俺が昨日言われたのは『アリアとキンジ以外に勝手な行動をさせないこと』それだけだ。つまり、もうお役御免ってことだな。
俺は安心して元の場所に戻る。さてと、あとは人質としてただ待ってればいい。
と、思ってたんだが
後ろの入り口が開いて、アリアが入ってくる。どうやら先ほど武藤に状況の説明を受けたらしい。流石Sランク来ただけで助かったような錯覚を受けるね。もう安心していい
あり?
俺は飛び乗って来たアリアを見つつ考えた。
このままキンジがあのワゴン車運転する、わけないよね。
来た以上頑張ろうとするはずだ。ってことは?
キンジもバスに来る=ワゴン車に誰もいない=運転できない=…………あ。
ワゴン車の方を見るとキンジがワゴン車のアクセルを固定しているところだった。ちょ、やっぱか!!
キンジのしていることを察知し、俺は慌てて席を立ち走る。
キンジは固定が完了したのかこちらに視線を向け、そして飛び乗って来た。
そして俺は
「くるまあああああああ!!!」
「な!?岡崎!?」「修一!?」
キンジが乗ると同時にワゴン車に飛び乗った。そして固定を必死にはがす。
「なにしてるのよ修一!!なんでそっちに、この先カーブなのよ!?」
「馬鹿かアリア!!この車ぶつけたらそれだけ何百万飛ぶと思ってんだ!!それに車一台いくらすると思ってんの!!そんなに簡単に捨てるなんてお母さん許しませんよ!!」
「あんたママじゃないでしょ!」
「おい岡崎、死んじまうぞ!!」
俺はキンジの言葉を無視し、がむしゃらに固定器具をぶっ壊していく。もう急カーブまで50mを切った。壁が近く感じる。もうすぐ、ぶつかる!!
そして
「………ッ!!!」
無理やりハンドルだけ解除して思いっきり右に回す。
ギャリッギャリ!!ギャリギャリッギャリッギャリ!!
ワゴン車は左を壁にこすりながら火花を散らす。俺は折れた右腕も全力で力を入れハンドルを何度も回す。
タイヤのすり減る音がひどく大きく聞こえた・・そして
そして、ようやくカーブに成功した。落ち着いた車が少し左にずれながらも持ち直す。どうやら爆発は免れたらしい。
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