第3章 VS HERO
9 武偵事件終結+
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ら)」
「(え?…うん、わかった)」
不知火は俺の作戦もどきを聞き、すぐに頷いてくれて、三人の隣に座った。こいつ、いいやつだな。Eランクの言うことを素直に聞いてくれるなんて…ってそんなこと言ってる場合じゃなかった!そして俺も三人の隣に座り、俺と不知火で三人を挟んだ状態になる。
「やっぱり僕も手伝うよ」
「そうか、助かる!」
「…岡崎くんは合図をお願いね!」
「おう、りょーかい」
こうしてトンネルの入り口まで迫る。三人の目は武偵そのものだった。正直かっこいいとも思う。
「3」
一人の掛け声が聞こえる。俺と不知火もお互いを見て、構える。少しのミスも許されない。俺の中で緊張が走る。
「2」
視界が暗くなり、トンネルに入った…!もうすぐ…
「1!!」
三人が立ち上がり外に銃を構えた瞬間ーー
「いまだ!引け!!不知火!!!」
「ーー!!」
三人が引き金を引くより速く、俺と不知火は三人の前に通しておいた紐を前に引っ張った。
それによりグンと腹を引っ張られた三人は体制を崩し、バスの中を転がる。
紐は『のびーる』の紐を伸ばしておいた。それを三人に気づかれないように不知火に渡しておいたのだ。
三人の弾は、撃たれなかったが
外からの銃弾が先ほどまで三人の男子武偵の頭のあった部分を通過し、バスの天井に突き刺さった。
理子はやはりそれも読んでいたようで、一発だけではあったが撃ったようだ。
あ、あぶねぇ…引っ張ってなかったら今頃この三人のうち一人の顔面に穴開いてかもしんねぇぞ!?
「って、てめぇ!!岡崎!!Eランクの癖になにしやがんだ!!」
と、弾が撃ち込まれたことに気づかない男三人は俺がただ邪魔をしたと思い、俺の胸倉をつかんで顔面を殴ってきた。…って
「やめろ!見るんだあの穴を!岡崎くんが助けてくれなかったら君たちの誰かの頭にあれが当たっていたんだぞ!!」
だがそこに不知火が助け舟を出してくれる。…助けるなら殴られる前にしてほしいものだが…
「…ち!」
俺の胸倉をつかんでいた男はそれを見た後俺を突き飛ばし、席に戻って行った。いってて…
「大丈夫かい?岡崎くん??」
「ああ、まあ。さんきゅな不知火」
「いやいいんだ。助けてくれてありがとう」
こいつ、自分が助かったんじゃないのに俺にお礼言うなんてどんだけいいキャラしてんだよ。
俺は大丈夫だと言ってまたスーパーボールの上の席に座る。さて、次はだれを止めればーー
と、そのとき
外から一発の銃声が聞こえた。
そしてそれは機械兵器のスーパーカーのタイヤをパンクさせ、後方で爆発させてしまった。
(し、しまった!誰かが撃った
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