第3章 VS HERO
8.事件の前準備
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ぱな!さすが平賀さん。俺に使わせて金をとる気か。くそうこの平凡学生の敵め!
「でも、もらえるもんはもらっとく」
「あや!ベルトにつけれるようにしといたのだ!」
俺はもらえるもんはもらっとく主義だ。貧乏には物が少ないのだ。
それから俺はまた冷却弾を6発購入した。これ意外と使えるからな
「火炎弾はいらないのだ?」
「ありゃ不良品だったぞ。改良よろ」
「あいやー!」
それからしばらく平賀とたわいもない話をしていると携帯が鳴った。どうやら理子の指令ってやつが届いたようだ。
『17:00までに遠山キンジの部屋の時計を五分遅くしろ その後、アリアと接触、明日の朝までキンジに近づけるな。
このメールは確認しだいすぐに削除すること
PS、キンジの部屋のベランダの窓が開いてるみたいだぞー♪』
…は?武偵殺しの手伝いってことだから誰かを誘拐とかそんな感じのことをするんだと思っていたが…なんだこれキンジの部屋の時計いじってアリアと会えって?…なにしたいんだ理子のやつ??
「…また、依頼なのだ?」
平賀が心配そうにこっちをみている。こいつ、なんだかんだ言いながら、やっぱいいやつだよな。こうして友達だからって理由でいろいろとしてくれるわけだからな。
俺は笑って平賀の頭を撫で
「やっぱりそれはやめてほしいのだ」
ようとしたが本気で嫌がられたのでやめて
「大丈夫だって。今回のは思ったより簡単そうだからな。軽くやってくるよ」
「あや!前もそんなこと言ってたのだ!!だから余計に心配なのだ!こ、これも持っていくのだ!」
平賀がまたなにかをごそごそし始めたが俺はそれをやめさせる。
「いいって、もうこれ以上金ないから」
「じゃ、じゃあお金いらなー」
「平賀。俺を特別扱いしてくれるのはうれしいけど、そんなことばっかしてたらお前の評判に関わる。これだけで十分だ」
平賀は先ほども言ったようにかなり莫大な資金をもらって制作している。それを俺にだけタダにしてばっかりだとほかのとこや生徒が文句を言うのは当然だ。「Eランクにタダならこっちもタダにしろ」ってな。Eランクってのは優先されることがないんだ。それに俺はとべーるをもらっただけでかなり満足してるし
「じゃ、じゃあその依頼終わったらあややのもとに来てほしいのだ!安くて使えるものを作っておくのだ!」
「お、そりゃうれしいな。まじで頼むわ」
「あややー!!任せるのだー!!」
そうして俺は平賀と再会の約束をして別れた。
あれ、これ死亡フラグじゃ…。
ーーーーーー
「これでよしっと」
俺は自分の部屋につくと、さっそくとべーるを使って隣のベランダに侵入し(
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