第3章 VS HERO
8.事件の前準備
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続きしようぜ」
「はぁ、いい加減休憩しましょう。いくらあたしでも疲れたわ」
「…ああそ、わかったよ。ただ少ししたらよろしくな」
「ええ、まだやるの?」
「あったり前だ。これハマった」
「全く、付き合うこっちの身にもなりなさいよね…」
でも付き合ってくれるらしいアリアは本当に優しいやつだと思う。まあ、理子との約束ってのもあるが…
いいね、自分も楽しめて、理子との約束も守れる。良い感じだ。
「あたしもさすがに徹夜では付き合えないわよ。24時には帰るからね」
「…どこに?」
「?あたしの部屋よ?」
よし、それなら大丈夫そうだ。キンジの部屋にさえ戻らないなら会うこともない。
「うっし。もういいぞ。やろうアリア」
「あんた一応重症なのよ?本当に大丈夫なの?」
「は!敵の心配をしてる余裕なんてすぐになくなるからな!やるぞアリア」
「…はぁ、わかったわよ」
こうして俺はアリアから武術を学んだ。…まあ結果だけ言うならアリアには一撃も与えることができなかったが学べるものはあった。と思いたい。
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こうして一晩中付き合ってくれたアリアはそのまま女子寮へと帰って行った。俺はそれを確認すると理子へ電話する。
『はーい、もっしもーし修一?アリアはどうなってるー??』
「あ、ああ…いま、女子寮の方へ入ったのを確認したぞ…はぁ」
『あ、あれ?思った以上に疲れてるっぽいけど…。そんなにアリア、激しかったの??』
『エロく言うな。あいつには今まで武術を教えてもらってたんだ…。ま、それはともかくちゃんとやることやっておいたぞ。時計もイジッたしアリアもおっけだ。今日はもう帰るからな」
『はいはーいお疲れー。あ、部屋にいいもの置いといたから寝る前に確認しといてね。あ、あと明日はちゃんとバスに乗ってね。じゃ、お疲れさましたー!』
い、いいもの…?嫌な予感しかしない。というか、俺の家にはもう防犯とかないのね。
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「…なんじゃこら」
俺は家に帰ると机に置いてあった段ボールのなかには
携帯電話と地図。そしてーーーボイスチェンジャー?
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