ありゃ?迷っちゃった。
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それに同調してか、雪崩を打ったように人が入り口に殺到する。
「静まれ!静まれ!霊力どころか知能まで低いとは救いようのない…!全員、捕らえておけ!下手人が見つかるまで!」
「水眞多様!そのような言い方では尚更誤解を招きます!わたくしにお任せを!皆様、お静まり下さいませ!どうか、どうか…!驚かせてしまいましたが、これは悪い話ではないのですよ…!皆様の中に、千年にひとりいるかいないかの霊力を持った逸材が…」
あたしは、大混乱に陥っている入り口とは反対の襖からそっと抜け出した。
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