18部分:愚王の末路その一
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た。量こそ多かったが粗末な食事だった。これは解放軍全ての者がそうだった。
翌日の朝イザーク軍先遣隊は解放軍が陣取る平野部の下にある傾斜地に到着した。スレッダー将軍率いる斧騎士団である。
白い長髪に茶の瞳を持ち、茶の鎧に身を包み馬上にある将軍は軍の先頭に立っていた。その後には精鋭斧騎士団一万がいる。
「いい場所にいるな」
スレッダーは多少忌々しげに上を見た。傾斜から平野にかけて左右には森が繁り迂回作戦も困難にしている。
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