新都
仲間ということ
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「主ら、王を楽しませよ!!」
相変わらずデッドキングはそこらへ稲妻を
放っていく。
話がわかるとはいえ、ボスモンスター。
戦闘狂でもおかしくないのに、
ここまで人間味をもってるとは感心だ。
ムラク「グレネードっ!」
「ぬふぇぇぇっ!」
バァン!
ムラクの投げだグレネードは、
大きく飛んだデッドキングにはあたらなかった
が、下にいた骸骨兵を巻き込んだ。
レイド「一気に攻めるぞ!」
団員「くらえ!俺のバズーカ〜!!」
団員の一人が、等身が人間と同じという
バカでかいバズーカを構え、撃つ。
「................ファアッ!」
しかし交わされた。
更にデッドキングに対するヘイトが
上昇し、デッドキングに追いかけられる。
団員「うわぁぁぁぁ!!」
「我が属よ!死を持って知れ!」
そして、その団員は弾き飛ばされ
結合崩壊した。
レイド「くそっ!」
「黄泉を崇めよ!我を讃えるがよい!」
ガアン! ガギィン!
レイドの青光黒刀とデッドキングの
杖がぶつかり合って、激しい火花が散る。
「ふぁぁぁぁ!!」
レイド「おわっ!?」
レイドが上へ弾かれる。真上ではなく、
斜め上に飛んでいった。
デッドキングはレイドを捉え、走り出す。
レイドはどんどん急降下していく。
レイド「透壁〜〜!!!!!」
と叫んだ。
一瞬だけ、浮いた気がする。
「ぬむおぉっ!」
デッドキングが
レイドのいる場所を走り抜ける。
「これでジエンドだ!!!」
デッドキングが振り返って杖を構える。
ガガガガガガガガ!!
突如デッドキングの足元に銃弾が
撃ち込まれた。
そして影が伸びて、
人の形を作っていく。始めは黒く、
次第により人間味を帯びていく。
レイド「シルハ..........なのか?」
?「..........。」
まだ黒く、人の形としか把握できないが、
影の中にある鋭い輝きを放つ赤い眼から、
シルハであると断定した。
次第にそれは黒いフード等の細部まで
はっきりしていく。
シルハ「........おう。」
だが、先程とは違い涼しい表情をしている。
無表情に限りなく近いが、
吹っ切れたようだった。
彼女の武器に、ムラクのランスも入っていた。
シルハはゆっくりムラクに歩き寄る。
シルハ「悪かったよ............これ。」
ムラク「お帰り。シルハ。」
ムラクはシルハからシガノランスを
受け取った。
レイド「いけるか?シルハ。」
シルハ「あぁ。とりあえず。」
ムラク「複雑なことは後回しだ
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