176部分:バルドの十字その二
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てニコリと笑っている。あどけない、それでいて月の輝きのように人々を和ます笑みである。
(誰かに似てる、この気・・・・・・。特に強くそれでいて優しい光・・・・・・。けど誰のだろう・・・・・・)
その時パティやカリンたちがユリアの名を呼んだ。ユリアが彼女達の方を向いた時左耳の後ろが見えた。
「あら!?」
左耳の後ろにうっすらとであるが十字の痣があった。それはセリスの右腕にあるバルドの聖痕と同じものだった。
(さっきは無かったのに・・・・・・。お湯で上気して浮かんできたのかしら)
その痣がバルドの聖痕に酷似している事もアルテナにはわかった。自分やリーフにもあるからである。だがその形の痣がユリアにあるのは偶然であると思った。そんな痣もある、と考えただけであった。
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