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艦隊これくしょん【幻の特務艦】
最終話 本日天気晴朗ナレドモ波高シ
[後書き]

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一通り執筆終えられてほっとしております。正規空母並の艦載機運用能力を持ち、戦艦並の火力を併せ持つ紀伊型空母戦艦というのはあまりにも現実からかけ離れていたのかもしれませんが、それだけにこんな艦娘がいたらいいなと思いながら筆を勧めました。本当は空母戦艦ではなく、航空戦艦が正しいのでしょうが、それだと伊勢、扶桑たちとの違いを出せないので、あえてこの呼び方にしました。紀伊型航空戦艦というのもカッコイイと思いますが。

さて、横須賀鎮守府から回航され呉鎮守府に赴任してきた紀伊は文字通りゼロからのスタートをします。他の艦娘にある前世が自分にはない。そのことで戸惑い、かつ疎外感を抱きながらも彼女は呉鎮守府の艦娘と共に過ごし、共に戦っていきます。
前世のある艦娘に対し、前世のない艦娘。戦艦か空母か、どのカテゴリーがわからない中途半端な存在。そういう目で見られ、自分でも負い目を感じながらもやがては自分の取るべき心構えや自分の進むべき道を彼女なりに理解し、それを目指していきます。
いくら艤装が立派でも、いくら兵装が強力でも、心が伴わなければ、十全それ以上の力を発揮できない。これはどの項にも言えることだと思います。そうはいってもそこにたどりつくのは難しい。頭でわかっていても体が感情がついていかないのです。
 物語中で何度も述べてきましたが、艦娘も人間です。機械ではありません。時には挫折することもあるし、時には機械には出すことのできない力を発揮します。だからこそイージス艦は敗北しても、艦娘は深海棲艦に立ち向かっていけるのではないでしょうか。結局想像の範疇ではありますが。


 グランド・ブリタニカに派遣された讃岐以下がどう戦うか、残された紀伊がどうその後の人生を歩むか、それら今後の続編は今のところ考えていません。紀伊の負傷、離脱をもってこの世界での物語は終わったのだと思うからです。
 

 拙い筆でしたが、最後までお付き合いいただいてお読みくださった皆様に厚くお礼を申し上げ、この物語の筆をおきたいと思います。。

 ありがとうございました。
 

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