陽だまりのダークナイト
グリゴリの研究施設
[8/19]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
者達と言うのは神器関連か?そのままアザゼルとタミエルの二人が話し込んでるし、この施設の事や他の研究についてとか言ってた。するとベネムネが朱璃と話し込んでると朱乃に向けて手招きした。朱璃さんも同じように手招きをする。
「朱璃のお嬢ちゃんに興味あるから、ちょっとこっちにいらっしゃいな。あのバラキエルが惚れた朱璃の娘なら素質ありそうだしねぇ朱璃」
「ええ朱乃。こっちにいらっしゃい」
大人同士の会話から朱乃を引き込んで二人の元へ行く、疑問符を付けながらだがもしかしてアレに関してか?そのまま女子会ムードになりつつ、二人が交互に話していると朱乃も興味を持った顔になってた。
まるでどういう事か?と興味深そうに耳を傾けていたが、やはりアレ関連で間違い無さそうだな。部屋の壁を見てたら絵画があって誰かの写し絵が複数枚あるが、戦争前に撮った俺と三大勢力との写真が大事そうに額縁で飾られていた。すると不意にアザゼルの目がこちらに移る。
「どうしたんだ?一ちゃん」
「これが懐かしく思えてな。あとコイツらの絵は一体誰何だ?」
「それに関しては俺達堕天使組織にとっては、最大級大切にしてある写真だからな〜それは複製だが本物は金庫の中に保管されている。色が落ちないようにな、ソイツらは仲間の絵で昔の戦役時に死んじまったさ」
「なるほど。これが複製とは、あの時から結構時経ってるし劣化されちまうと困る代物だ。コイツらを見ても知らないって事はそう言う事か」
「グリゴリ設立時の幹部メンバーで残ってんのは、俺とシェムハザにバラキエルとさっきのメガネにタミエルとベネムネ。まだここに姿を現してないアルマロスの七名だ」
「・・・・コカビエルのバカもコキュートスに行っちゃったもんね」
ベネムネは頬杖を付きながら、寂しそうに息を吐いた。ま、あれだけ悪さをしたんだし刑執行時に俺も見てた。奴が絶対零度に氷漬けにされるのを。昔の仲間だと言うのは変わら無さそうだし、戦争狂と言う性格だがアザゼル達にとって長年共に動いてた仲間だもんな。
「コカビエルの分も用意していたのだった」
「惜しい奴を亡くしたもんだ」
「ってアホ!」
するとタミエルがコカビエルを模した絵を取り出し壁に掛けて、アザゼルはそれを確認すると懐から仏具の鈴を取り出してチーンと鳴らす。それを見た俺は反射的にハリセンを取り出してアザゼルにブッ叩く。
「絵を遺影のようにしてチーンとか、宗教間違えてるんじゃねえよ。って言うか今思い出して悪いが、コイツらは死んでねえ。ちゃんと生きてるよ」
「いててて。そのハリセンは相変わらず痛いが、今何て言った?コイツらが生きてるだと」
「それがアザゼルや各陣営で畏怖されてると言うハリセンなのね。痛そうだけど、死んだ仲間が生きてるっ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ