陽だまりのダークナイト
グリゴリの研究施設
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「アザゼルか。施設なら滞りなく機能し始めているよ」
「そのようだな、タミエル。と言うよりお前らも来てたんだな」
「ああ、見学しにね」
アザゼルにタメ口という事は幹部か。男性もそうだが女性の方も俺と朱乃と朱璃さんに目を向ける。
「あら、そっちの若いカップル・・・・と思ったら朱璃じゃない。久しぶりよねー」
「お久しぶりですわ。ベネムネ。主人が何時もお世話になってます」
「と言う事はこちらが朱璃の娘さんかー。で、こっちの彼は織斑様よね」
「姫島朱乃と申します。お母さま様のお知り合いだったのですか?」
「朱璃に似ているわね。織斑様は今回見学しにですかね」
ベネムネと呼ばれた者は朱璃さんと知り合いのようで、ついでに娘である朱乃と一緒に話しこんでる。見た目と違って口調は軽いようだし、見た目クールビューティーなのに中身はライトと言うギャップか?考えてると何時の間にか蚊帳の外状態へなった。
「おいお前ら。一ちゃんを蚊帳の外にする何て良い度胸してるじゃねえか?」
「あらごめんなさい。久しぶりの友人に会ったからね」
「まあいいとしてこの二人がタミエルとベネムネ。さっき居たサハリエルと同じ幹部だが、コイツらは営業担当と書記長としてな」
「やっぱりか。二人もアイツ同様グリゴリ幹部に出会うとは、今回だけなのかアザゼル?幹部が出揃うと言うのは本部が手薄になると思うぜ」
と舌をペロと出していたけど、まあいいとして今日はやたらと幹部に出会う事で聞いてみた。するとアザゼルが同じ事を思ってたらしいが、半眼で見てたらしいけど二人共笑いながら返す。
「確かに織斑様のお言葉については疑問になるわよね〜でも総督自ら最前線に出張っていて、しかも織斑様も最前線タイプだから副総督のシェムハザを労った方がいいわよ。アンタ」
「何で一ちゃんには文句ねえのやら、まあいいとしてアイツにはよーく言ってあるから問題ねえよ」
「確かに俺も最前線タイプだが、たまには副総督を労うのも上の役目だと思うが」
「ハハハ、まあ織斑様もトップとしての苦労も分かってらしいね。用事も済んだので、我々もここを発つ寸前だったから挨拶出来ただけでも良かったかもね。ここはアルマロスとバラキエルの二人が居れば問題無いだろう」
アザゼルが総督とは思えない程だが、俺も総司令官で同じ前線タイプだが副長の苦労ぐらいは知っている。シェムハザもよくこんなフリーダムな奴を総督にしたのやら、まあいいとしてタミエルが手に持つ書類を纏めていた。
「俺達はバラキエルに用があったんだが、どこに居るか知ってるのか?タミエル」
「あー恐らくですが、あの二人は所有者達に色々と仕込んでるかと思われます。ところでアザゼル・・・・」
軽く聞くと所有
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