陽だまりのダークナイト
グリゴリの研究施設
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設もその一つとされている。ギャスパーも興味があると?」
「はい。私もグリゴリ施設には一度行きたいと思いまして」
「では早速行ってみるとしよう。桜花、俺達はグリゴリ施設へ行ってるんでな。帰りが遅くなるかもしれん」
「畏まりましたご主人様」
「と言う訳で行こうか。その施設に」
俺ら四人はグリゴリ施設へ行くが、専用転移魔法陣からジャンプして到着。俺の持ち物はショルダーバッグで、主にスマホと仕事用端末等々。腰に拳銃を入れたホルスターと擬態させたナイフを装備、銃刀法違反になるが職業軍人だから問題無しだ。目の前で事件発生だと権力により逮捕や追撃も出来るし、相手が武器を使おうとしても念力で動きを封じる。
蒼い翼関東支社がグリゴリ支部に資金提供して作られた場所で、新設された人里離れた山中にて一度視察に来た事がある。アザゼルが日本の関東圏に研究所を持ちたかったらしく、各陣営と交渉権を持つ蒼い翼と共に共同出資&共同機関と言う形で設立。各陣営に蒼い翼として資金提供と交渉権を持つ俺ら、仲介者も俺らだからスムーズに進んだ。
「まだ新設されたばかりだから、新品の匂いがするな」
「通路を歩きますが、壁も廊下も綺麗ですね」
「四人で通路を歩きながらも埃や塵一つありませんね」
「あの時はまだ我らの存在を知られてなかったので、各陣営とグリゴリとの仲介をさせた時は全員が誰?と言った事を思い出しました」
「織斑一真として知られてない時、視察訪問と言う名目で各陣営トップ全員が思った事だろう。そん時のアザゼルも同じ事を言ってたな」
アザゼルが居た時、各陣営トップと仲介権を持つ巨大グループが来ていると言うだけ知らされていた。だから自己紹介して蒼い翼本社社長の代わりとして来たと、朱璃さんも俺の力によって擬態されてたからアザゼルやバラキエルでも気付かなかったんだっけ。俺を先頭に通路を歩くが施設の研究員から挨拶される。
「俺達の事は既に知られてる訳か」
「私達と言うより一真さんだと思います。母様も一度来た事があると言ってましたので」
堕天使組織の総督の盟友だし、傍から見ればラスボスと部下達みたいな感じで。組織の者が知らない訳がないし、姫島家にとって関係者と言っても良い程。人里離れた場所に怪しげな組織が作った研究所ってのは、普通は主人公達が乗り込んで破壊すると言うオチが見える。ギャスパーは平然と歩いているし、興味津々で見渡している。
「ん?何だ一ちゃん達も来ていたのか。誰が知らせたんだ?」
「何だ。アザゼルも居たのか」
「まあな、ここはグリゴリ研究機関の新しい施設。完成したばかりだから、立ち上げに必要な事が多くてな。時折顔を出している」
背後から声がしたので振り返ると、俺の盟友であるアザゼルが居た。
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