陽だまりのダークナイト
グリゴリの研究施設
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、偉大なるグリゴリのものだ!ここに足を踏み入れた者は生かしてか帰さん!グリィィゴリィィィィ!」
『グーッ!』
そう叫ばれても困るんだが、セリフがどう考えても敵組織っぽいし敵視されてる。何か知らんが生きて帰す訳にはいかん的な事言われても困るし、ここを破壊されて嬉しがる奴はいないだろう。バラキエルも困り顔で説明してくる。
「申し訳ありません一真さん。アルマロスは日本の特撮ヒーロー番組とやらの悪役に魅入られてしまってるのです。アザゼルもアザゼルで、一真さんと接する時と違う顔でアルマロスと接します。なので普段からこの調子なのですよ」
「何となく理由は分かったが、お前も苦労人ではあるな」
「ええまあ。アルマロスよ、実は一真さんに神器所有者を鍛えるグリゴリの技術を見せたいと思うのだ。ここは一つ・・・・」
どうだと言おうとすると言葉を止めたまま、とある特訓部屋に目を留めさせてるが二度見する時点で何かあったな。視線がそっちの方向のまま固まってるんで俺も覗き込むと。
『あらあら、これぐらいでへばってしまう何て鍛えがいがありませんわ。うふふ・・・・もっとこの雷と鞭で鍛えて差し上げますわよ!』
『朱乃、鞭の使い方はさっき教えた通りだからやってしまいなさい。私に似た性格なのだから、私の娘ならこれぐらい出来るでしょ』
『ぐはっ!ああ、女王様ぁぁぁっ!俺をもっと鍛え込んで下さぁぁぁい!』
見知った人物がSM女王様的な衣装は朱乃で、指南役として朱璃さんがそこに居た。雷入りの鞭にて神器所有者を容赦なく打ち続けてるが、アレはアレでいいのだろうか?現にここに父親であるバラキエルが見てる訳だし、やっぱ先程分かれた時の用件がコレとは。
「あ、あ、朱乃ぉぉぉぉぉ!し、し、朱璃ぃぃぃぃぃ!?」
「あれは先程加入したばかりの女幹部候補と指導者だ。ベネムネの差し金のようだが、やはり指導者の娘だけあってお似合いじゃないか。良い女王としてだが、この先がとても楽しみであるな!ぐははははっ!」
「アレはやはり朱乃とはね。バラキエル本人は口開けたまま目玉飛ぶ程の驚愕振り、朱璃さんの娘だからかあのSM衣装は似合うな」
「う、ウチの娘が・・・・うーん・・・・」
女王様としてやってる朱乃と普段着だが同じく鞭を持って指導してた朱璃さん。流石親子と言っていい程に鞭を振る姿もそっくりだし、たまに指導する朱璃さんも楽しそうだから止めないけどな。所有者に電撃鞭を振り続けてるし、二人共生き生きとした様子だ。アルマロスも豪快に笑ってたし、俺も似合うと思った。
ベネムネもこの事知ってたようだし、ドSとドMの顔をしてるからお楽しみはこれからのようだ。バラキエルが娘の変貌にショックを受けて床に倒れ込むけど、確か俺がやる時は立ち位置が逆だった気がす
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