陽だまりのダークナイト
グリゴリの研究施設
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キエルではないか。ぐはははははっ!」
「ああ、アルマロスか。ここに居たのなら言ってくれ、コイツはグリゴリ幹部の一人であるアルマロスです。主に魔術に対する攻撃、アンチマジックに関して研究している者ですよ」
「ぐははははははっ!対魔術なら任せておけーい!」
簡単に紹介されたが、先程通りかかった部屋から顔を出した体格の良い男性。鎧と兜にマント姿、顔に眼帯と野性的なヒゲと左右に盾と斧を持っていた。見た目からして特撮ヒーローの敵組織幹部と言う感じで、俺が知っているのだと昭和ライダーの敵役にしか見えんよ。
バラキエルも普通に会話してるし、どの幹部も普通じゃねえなと思った。オマケに盾を見ると同様のレリーフが刻まれてるし、兜も鷹か鷲のイメージ。
『対魔術にしては格好が程遠いような』
『アンチマジックを研究している者には見えんな、どう見ても西洋甲冑を着たオッサンにしかな』
「アルマロス、こちらが創造神黒鐵兼赤龍帝の織斑一真様だ」
「初めましてと言おうか。俺は織斑一真・・・・」
バラキエルが俺を紹介し始めたが、別に様付けはいらんけど気にしたら負けだ。挨拶しようとしたら突然特撮野郎の斧が迫ってきたので、空間から剣を取り出して受け止める。そのまま弾くが、何すんだと文句言おうとするとアルマロスは斧を持ちながら叫ぶ。
「貴様の事は知っているぞ、黒鐵め!ついにこのアジトを破壊しに来たのだな!?」
何だか知らんが訳の分からん事を言う奴だな、俺が何をしたんだっつうんだよ!ここの資金提供者だぞ。
「ここで会っては百年目!決着を付けてくれるわ!」
「何の決着なのやら、大体創造神黒鐵である俺が何をしたんだよ!」
アルマロスが興奮しながら指を鳴らすと、各部屋から『グーッ!』と言う奇怪声で叫ぶ。鷹か鷲のデザインされた黒い全身タイツを着込んだ者らが集まるけどさ、アレはどう見てもショッカーの戦闘員にしか見えんよ。
「バラキエルよ、アレは何だ?どう見ても一昔の特撮戦闘員にしか見えんが」
「その通りでしてグリゴリ戦闘員と見えますよね。私も朱璃と会う前はこれが普通かと思ってましたから」
「堕天使の奴らはこんなにも変人が集まる集団だったけ?アザゼルと初めて会った時には、こんな奴らは居なかった気がするんだが」
天使や堕天使ってのは、位が上がる程偉い存在となるがコイツら堕天使は上になるほどアホになるのか?バラキエルやシェムハザはアホではなく常識人、総督がアザゼルだからかもしれん。グリゴリ抜けた理由について聞いてなかったが、もしかしてコイツらが居るから抜けたくなったのでは?アロマロスがショッカー擬きに囲まれながら哄笑を上げる。
「ぐはははははっ!黒鐵め!このアジトはやらせんぞ!このアジトは世界を征服する組織
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