陽だまりのダークナイト
グリゴリの研究施設
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「ぐおおおおっ!まだまだぁぁぁっ!」
「俺をどうするつもりだ、グリゴリィ!ふぬぅぅぅっ!」
とある部屋では男性が磔にされたまま巨大鉄球クレーンの一撃を受けたり、違う部屋では手術台に拘束された男性が見た事のある医師団に囲まれて最上級の抵抗を叫びとして響いている。何だこれは?鍛錬場とは思えない程、仮面ライダーが改造人間にされるシーンが思い浮かぶ。神器所有者を鍛え上げる区画、通路進む度に各部屋の様子を見かける。
『相棒、俺から見ても拷問にしか見えんのだが』
「俺もそう思ってるとこだ。鉄球に手術とは違い、重りを装着しながら水中に沈められる部屋やドリルにノコギリがある手術室もあるな」
「一真さんにはそう見えるようですが、ここは特訓フロアとして使われております。彼らは己を高める為、グリゴリのトレーニングを受けています。勿論懲罰とかじゃないです」
「マジ?どう見ても昔の特撮ヒーローをそのまま使ってるようにしか見えん」
自分で受けていると言うより、強制的に受けさせてるにしか見えんし懲罰かお仕置き部屋にしか。考えるとここはアザゼルの組織が運営している施設、匙もロキ戦前にグリゴリ本部へ連れてかれて訓練を受けたお陰でヴリトラの意識が回復。アイツに聞いても思い出したくないと連呼してるし、覚醒したヴリトラ自身も余り知られたくなさそうなテンションだった。
「身寄りもなく神器と言う力を持ち放置されて神器所有者は、我々グリゴリが勧誘か保護をすると言う役目を持っています。ここでは彼らに力の使い方を教えています」
「珍しく説得力あるけど、アレで力の使い方を教えてる光景だとは思いたくもない。で?力の使い方を学んだ神器所有者を将来的にはどう活用する?堕天使の研究は神器所有者が異能故の苦しみを緩和する事は知ってるが」
「以前お話しましたが、三大勢力の協定前だと他勢力の流出を避けて成長した所有者を組織内に留まらせていました。無論力に関してですが、一真さんとの仲介により三大勢力の和平協定後に力の制御を覚えた者は、一般人としての生き方を学習させる為に蒼い翼冥界支社がある領地に行かせます」
「それに関しては知ってる。ゴールデン・ウイング領なら、例え神器所有者でも人間界に住みたいのなら練習として住ませている。願いを認めるには制限付きと言うのがありましたが、今だと優秀な教官達により認めさせてました」
俺とバラキエルが交互に答えるが、昔は確かに制限付きで戦争があったからなのかもしれない。現在では和平前からテロリストに対抗する為、神器所有者を集めていたと言ってた。俺も所有者であるけど、既に一般人として動いているし神様でもあるから叶えられる願いは必ずしも叶うかどうかは己次第。するとバラキエルに話し掛ける者が現れた。
「おおっ、バラ
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