暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 異界黙示録の機晶神
第二章:戦闘校舎のフェニックス/主武装のウルトガ・メイス
Change9:不死鳥狩り:前夜〜One piece of instinct〜
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さて貴様には三つの痛みを受けてもらう』

『た、助けて……』

『一つ目、人の心を汚した痛み』

―――ザシュッ!

もう片方の腕が両断される。

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!』

『二つ目、命を弄び軽蔑したこと。』

―――ブスッ!

映像の堕天使の腹部に刃が刺さり刺さった刃が傷口を抉るように抜かれる。

『ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

『三つ目、また人の心を利用し欺こうとしたこと。』

―――ザシュッ!ザシュッ!

映像の堕天使の黒い翼が切り落とされる。

『あ、あああ……』

『さあ、目の前の 絶望()変革(抹消)する!》

堕天使の頭部に刃が刺さり堕天使は倒れるように絶命した。

映像は終わり観戦部屋の空気が重くなる。

「サ、サーゼクス…まさかこれが……彼の力なのか……」

「サーゼクスちゃん!!!”これが本当に彼”なの!?」

「先程の彼を見ているから、にわかにはこれは信じがたいな」

「みんなの気持ちはわかる。私も最初に見たときは驚きを隠せなかったからな」

四大魔王が映像で見たものは神無月進の使う緋晶機人ではなく………。

―――歪な人型の形をしており禍々しい瘴気を溢れさせる化け物が映っていたのだ。

「この映像を観て一度リアスに彼の戦っていたときの姿を確認したのだが―――『緋色の軌跡を描き卓越的な戦闘を魅せるアニメのようなロボットだった』と報告していたんだ。先に彼と会っていたグレイフィアもリアスと同じ報告をしていたからね」

「なるほどだから、彼と我々を直接顔合わせをする機会を設けたのか」

「それに彼がこちら側の敵でないとしたら今回のリアスとライザー君の婚約問題を解決に利用できると思ってもいたからね」

「それでさっきの会話の様子だとサーゼクスちゃんは彼が私たち側の敵もしくは脅威でないことがわかったから彼にお願いしたのね」

「その通りだよセラフォルー」

「いい結果が見れるといいね」

「期待している……いやそもそも彼なら確実に成功させるだろう、何せ」

「私の最強の『女王(クィーン)』に啖呵を言えるほどの存在だからね。期待しているよ…………
―――正体不明の妹の協力者『神無月進』君」

サーゼクス・ルシファーが観戦部屋の窓を開けて紫色の空を見ながらまるで誰かに語りかけるように話していた。

三人称視点終了




―○●●●●○―




シン視点

レーティングゲームから数日後、俺は今自宅でこれから行う計画の準備をしていた。本来武器はリビングにある隠してある装備を使うのだが、あそこにある武器はあくまで対人用。今回は人ではなく悪魔を相手にするので違う武器を持っていくため廊下の奥
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