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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
成長してる
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成長しているかはわからないけど、少しずつでも良くなってきているのは感じられるらしい。ちょっと羨ましいなぁ、私も早く成長できている実感が欲しいよ。

「私も早くドラゴンフォースが使えるようにならないかなぁ」
「大丈夫だよ!!少しずつ出来てると思うよ!!」

落ち込んで丸まっている背中をポンポンと叩きながら慰めてくれるシェリア。やっぱりシェリアは優しいなぁ。お胸もちゃんとあるし、いいなぁ。

「ねぇ、なんで胸押さえてるの?」
「え!?」

すると、癖なんでしょうか、無意識に私が自分の胸を押さえていたらしく、心配そうに顔を覗き込んできます。うぅ・・・ただちょっとお胸のサイズが気になっただけで、深い意味はないんだけどなぁ・・・

「具合悪いの?シリル呼ぼうか?」

体調が悪いのだと勘違いして助けを呼ぼうかと聞いてくる彼女の優しさに罪悪感を感じながら大丈夫なことを伝えます。

「何かあったら呼んでね?いつでも飛んでくるから!!」

そう言い残して修行へと戻っていくシェリア。私も修行に戻らないと!!体はきっとこれから大人になっていくから、気にしちゃダメ!!うん!!きっと・・・大丈夫なはず・・・



















シリルside

「はい、おしまい」
「疲れたぁ!!」

背中から地面へと崩れるように倒れ込む。レオンと実践形式でトレーニングしてみたんだけど、こいつ容赦のないバトル方式をやらせてくるからキツかった・・・
最初は一分間全力で戦って一分間休んでを繰り返すインターバル方式。次に三分間一方が攻めてもう一方がひたすら受ける方式。時間が短いから楽勝だと思ってたら、休憩も短いから何度も意識がなくなりかけて危なかった・・・ニセットやったらしばらく休まないととてもとても動けなかったし。

「パワーもだけど、もう少し持久力も付けないとダメかもな」
「それは思った・・・」

大きく肩を上下させ息切れしているレオンと俺。二人ともいつも長時間戦っているから持久力があるように思っていたけど、実はただ気合いで持っていただけなのかわかってしまった。これを鍛える方が急務なのかもしれない。

「みんな!!そろそろ終わりにしよう!!」
「続きはまた明日ね」

キリがよかったのか、シェリアとウェンディも修行を一度終えて帰路に付こうと提案する。それに俺たちを含めて全員が賛同し、家に帰ろうとした。

「っ!!」

起き上がって歩き出そうとしたその瞬間、突然左腕に激痛が走る。思わず腕を押さえたが、すぐに痛みが引いていった。

「どうした?シリル」

先を行こうとするレオンが立ち止まり俺の方を見つめる。

「ううん。なんでもないよ」
「ならいいけど」


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