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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
成長してる
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れだけパワーアップしてれば個人的にはさらなる強化を求めたい。このままの修行だとレオンを越えるには足りないと思うので、変化を入れていきたいんだけど・・・

「じゃあ実践する?俺も少しずつ体慣らしていきたいし」

いまだ回復の基調が見えず、包帯で全身ミーラだらけの少年からうれしい提案がなされる。それを聞いた俺は大喜びでうなずく。

「やるやる!!」
「全力はまだできないから軽くな、軽く」

あくまで万全ではないのでゆっくりと希望するレオン。俺は全力でやりたいけど、今まで付き合ってもらったし、合わせてやるか。


















ウェンディside

「スゥ・・・」

全身に空気を行き渡され、魔力を高めていく。この辺り一体の空気を感じていき、それに同調していくように神経を研ぎ澄ませる。

「天神の舞!!」

すぐそばでは友人が木々を相手に格闘しており、その声と倒れる木の音が周囲に響き渡る。その少女の魔力も感じつつ、神経を極限まで研ぎ澄ませていく。

(今だ!!)

限界まで魔力と集中力を高めたところで、閉じていた瞳を一気に開きすべてを解放する。

「ハァッ!!」

短い掛け声で一瞬のうちに体内に込められていた魔力を放出する。

ブワッ

その瞬間、周囲の空気が大きく震えたのがわかった。その中心部にいるのは、間違いなく私。

(もう少し!!)

あと少し・・・本当にあと少しでドラゴンフォースを手にすることができそう。そう思いさらに出力を上げる。

シュウンッ

しかし、その思いとは裏腹に高まっていた魔力が消え去ってしまった。

ドサッ

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

その場に四つん這いになり大きく息が上がっている。うまくできそうだったけどできなかった上に、思ったよりも魔力と体力の消費が激しい。これだと仮にできたとしても、長時間維持することができない。もっと魔力の消費を抑えないと。

「大丈夫?ウェンディ」

しばらく休もうと思って近くの木の影に隠れるように座ると、シェリアも休むために私の隣に腰を掛けます。

「うん、全然平気だよ」

事前に準備していた飲み物を差し出され、それを受け取りながら笑顔でうなずく。彼女も飲み物を飲みながら、額に浮き出る汗を拭っていた。

「シェリアは順調?」
「う〜ん・・・」

私の方はまだイマイチうまく行かないところがあり、なかなか成長しているように感じられない。なので彼女はどうなのかと聞いてみると、少女は眉間に皺を寄せて答えを考えている。

「まだちょっとだけど、少しずつ良くなってきてるかも」

しばし悩んでから苦笑いとも取れるような表情でそう答える。確実に
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