成長してる
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強くなってきてるでしょ?」
「うん!!すごかった!!」
「ビックリしました!!」
「こんなに伸びるんだね!!」
離れて様子を見ていたウェンディたちにそう言うレオン。この戦いを見ていた少女たちは、皆俺のパワーが以前よりも増していたことを感じ取ったらしく、大きくうなずいていた。
「このままいけばレオンに勝てる!?」
「「「それはない」」」
わずか一週間で成長したのが一目でわかるほどの成果を得ることができた。なので調子に乗ってみたところ、エクシードトリオにあっさりと一蹴されてしまう。
「じゃあ修行に入ろうよ。これで成長できていることはわかっただろうし」
その言葉に異議なしと全員が賛同する。彼の言葉を受けて散っていくウェンディたち。俺はレオンと主にトレーニングをしているため、その場に留まる。
「レオンが予想してたより伸びてた?俺」
強くなったのがわかるとなんだか楽しくなってくる。レオンから預けられた修行だったため、彼の反応が気になり顔を覗き込むようにして様子を伺う。
「もうちょっと強くなってると思ってたんだけど」
「何!?」
きっと驚いているだろうと思っていたのに、少年の表情はいつもと変わることなく淡々とそう告げる。そのリアクションは予想していなかったため、驚いて後退りしていた。
「お前どんだけあれが効果的だと思ってたんだよ!!」
「かなり効果的だと思ってた」
ただ魔力を高く維持していくだけのトレーニングでさらなるレベルアップを求めてきた少年に度肝を抜かれる。確かに強くなったけど、それ以上を求められると話が変わってくる。
「でも強くはなったじゃん」
「そりゃそうだけど・・・」
だったらもう少し色々教えて・・・いや、意図として教えてないのか?自分が最強であり続けるために。
「そろそろ新しいトレーニングとかないの?」
「知らん」
「え?」
彼の予想ほどではないにしても強くなったことはなった。なので、次の段階に移行させてもらおうかと思っていると、少年からあっさりとそんな回答が返ってくる。
「知らんって・・・どういうこと?」
最初のトレーニングは彼の発案でやり始めたのに、次のトレーニングがないとはどういうことなのか、疑問を直接ぶつけてみると、彼は表情を一切変えることなく答える。
「だってリオンくんから教えてもらったのこれだけだもん」
「受け売りかよ!!」
なんと彼から与えられたトレーニングはリオンさんから以前預けられたものらしい。しかも、彼から与えられたものはこれだけだったらしく、次に何をすればいいのかわからないらしい。
「だから今まで通りでいいんじゃないの?」
「絶対イ・ヤ・だ」
この地味なトレーニングには飽きてきた頃だし、こ
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