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詩集「棘」
明日へ吹く風に寄せて

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光りは春を帯び始め
雪も淡く身を縮め
四季は廻る…当たり前に
僕はポツンと一人ぼっち

過ぎゆく時は悪戯に
心にチクリと痛み残す…

もう少しだけと…君を想っても…
叶わない願いはどこまでも…

明日へ吹く風に寄せて
口遊む歌は君への…
ありったけのこの想い
音に乗せて空へと放つ
ただ…君が好きです…


僅かな記憶掻き集め
愛しい影を抱きしめる
いつかはきっと青い空に
想いは溶けて降り注ぐ

涙は風に流されて…
言葉は歌に昇華する

冬の陽溜まりは…どこか寂しくて…
届かない声はいつまでも…

明日へ吹く風に寄せて
舞い散る雪さえ輝き…
振り向けば見えるような
あの頃の君の笑顔…
ただ…恋しすぎて…


素直になれたなら…
でもきっと…誰かを傷つける…
それでも君といたいなんて
我が儘過ぎて笑えるだろ?

明日へ吹く風に寄せて
思い出達が舞い上がる
忘れられない恋心
消え逝く雪に沁みてゆく…
でも…

明日へ吹く風に寄せて
口遊む歌は君への…
ありったけのこの想い
音に乗せて空へと放つ
ただ…君が好きです…

ねぇ…笑ってる…?




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