ガンダムW
1610話
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と、何だか物凄い違和感がある。
そう考えると、やっぱり普通の冷蔵庫は置かない方がいいか。
いっそ、通路とかのここから見えない場所に……いや、通路もそんなに広くないし、少し無理があるか。
ともあれ、何だかんだと言いながらも優雅な時間を感じながらMS輸送機は空を飛ぶ。
……MS輸送機のパイロットや整備員達の為に、そちらにも過ごしやすくするように改修するべきか?
シャドウミラーと行動を共にし、その上MS輸送機は居心地がいいとなれば、腕のいいパイロットや整備員達が離れていくような事はないだろう。
シャドウミラーとしての戦力は非常に高いのだが、同時にそれを運用する為の人員にも手を抜く訳にはいかない。
正直なところ、ホワイトスターに連絡が取れれば量産型Wでその辺はどうとでもなるんだが、このW世界ではそんな訳にもいかないし。
そうして、もしかしたらルクセンブルク基地にいるよりも過ごしやすいのではないかと思われる時間を過ごす。
俺と綾子はそれぞれ本を読み、サリィの方は何やら書類整理をしながら、基地に到着するまでの時間を潰す。
MS輸送機の速度の問題もあって、今回襲撃予定のデルマイユの別荘は、途中の基地で一泊していく必要があるんだよな。
その別荘よりも離れている場所にあるOZの基地は、これまでにも何度となく襲ってきた。
その辺を考えると、やっぱり影を使っての転移魔法が使えないというのは、かなり面倒だ。
ああ、でもこうして本を読んでいる時間があるというのを考えると、決して悪い事ばかりじゃないのか?
いわゆるスローライフって生活……
「くくっ」
そこまで考え、思わず笑いを漏らす。
今の俺達の生活を知っている者なら、とてもではないがそれを見てスローライフだなどとは言わないだろう。
「アクセル代表、どうかしましたか?」
書類を書いていたサリィが俺の笑い声に、そう尋ねてくる。
「いや、ちょっと思い出し笑いをしただけだ」
『ここで唐突ですが、OZから何らかの声明発表があるようです。番組を中断して、そちらを放映させて貰います』
BGM代わりにと、客室の中でつけっぱなしになっていたTVから唐突にそんな声が聞こえてくる。
「何でしょう?」
「さぁ、何だろうな」
サリィの言葉に首を傾げる。
ここでOZから何らかの声明発表があるというのは、俺にとっても全く予想していなかった。
同じく本を読んでいた綾子も、TVの方が気になったのか顔を上げていた。
映像モニタの中では、画面が切り替わって会場が映し出された。
既に準備は完了しているのだろう。OZらしいと言うべきか、立派な講演台のような物が準備され、そこにはレディ・アンが映し出されていた。
「レディ・アンか。……い
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