暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1610話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
れたロームフェラ財団の中でも指導者的な役割を果たしているデルマイユとは比べものにならないだろう。
 ……まぁ、俺の襲撃でデルマイユの財産は結構な痛手を受けているだろうが。
 それに凛の場合は宝石魔術の使い手であり、その宝石も自分の財産で購入せざるを得ないので、どうしても金の消耗は激しかったのだ。
 衛宮もセカンドオーナーの凛に金を払ってなかったしな。
 それでもこのW世界で俺と合流してからは、宝石は俺が用意するようになったので、凛の経済的負担は大きく減った筈だ。
 俺の場合は宝石のストックが大量にあるし。
 元々空間倉庫の中に入っている宝石もあれば、それこそ最近だとデルマイユから奪った中に宝石があったりもする。

「お、動き始めたな」

 ソファの座り心地に驚いていた綾子が、動き出した窓の外の景色に呟く。
 その言葉通り、MS輸送機は滑走路を走り……やがて離陸する。

「何て言えばいいんでしょうね。正直、こんな風に贅沢を味わってもいいのかどうか気になります」

 こちらもソファに座りながら、呟くサリィ。
 そうは言いながらでも、やはり高級品のソファの魅力には抗いがたいのか、その感触を楽しんでいた。
 サリィは色々な意味で有能だが、別に金持ちって訳じゃない。
 原作を見れば分かる通り、故郷は自治区で連合軍の中でも将軍のように地位が高い訳ではないのだから。
 だからこそ、こういう贅沢というのはあまりした事がなかったのだろう。
 まぁ、ある程度の……一般の人が少し頑張って買える程度のソファだったらともかく、このソファはデルマイユのだし。
 ああ、でも今のサリィは何気にかなり高い給料を貰っているらしい。
 考えてみれば当然だが、現状のサリィはシャドウミラーとの間で連絡役をしているのだ。ついでに監視役も。
 現在のシャドウミラーの重要度を考えれば、その連絡役のサリィも色々な意味で貴重な人材だ。
 であれば、その貴重な人材に高い給料が支払われるのも、また当然だろう。

「今のサリィの給料なら、こういうソファとかも買えるんじゃないか?」
「そう、ですね。どうなんでしょう。……でも、ここまで高い家具を買おうとは、ちょっと思いません。何事も程々が一番かと」

 そう告げるサリィだったが、それでもここにあるソファの座り心地を楽しむというのは別の話らしい。
 出来れば紅茶でも飲みたいところだが、空間倉庫から出す訳にはいかないしな。
 かといって、自分で美味い紅茶を淹れられるかと言えば、それもまた答えはNoだ。
 冷蔵庫辺りを用意しておくか?
 ただ、現在のこの客室は金持ちのリビングルームっぽいものになっている。
 あくまでも俺がそう思っているだけなので、っぽいものな訳だが。
 それでもここに冷蔵庫が置かれている
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ