防衛大会 前衛
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ハッ!我だ! 」
「今日はよろしくお願いしますね」
「………………あっ!その笑い方は、黒鉄学園の! 」
確か、カザマとサイオンジっつったか?なんでここにいんだよ?
「まず、その節は助かった!感謝する! 」
「…………いや。こっちがわりーんだし、謝んねーでくれ。それに俺達が勝手にやったことだし、気にすんな」
「だが、筋は通らせてもらいたい性分なのだ!そういえば、まだ名を名乗ってなかったな!我はカザマだ!一時的だが、よろしく頼む! 」
「…………おう!俺はヒメラギだ。よろしく頼む! 」
お互いに握手をかわし、後ろにいたサイオンジとも自己紹介をかわす。
「そーいや、もう一人は誰なんすか? 」
「我も聞いておらぬな。どのような奴だ? 」
「おかしいな…………そろそろ来てる頃だと思ったんだけどな」
キハラさんも辺りを見回し、残り一人のメンバーを探す。
「あっ、いたいた。こっちだよ」
人混みの中から見つけ、手招きしてこっちに呼び寄せる。すると、そこにはとんでもねー美少女がいた。女はウェーブのかかった栗色のロングヘアーで、右手には杖を持っていた。
「すいません…………道に迷ってしまいました。シイナ カエデと申します。皆さん、本日はよろしくお願いしますね? 」
シイナと言った女は、ご丁寧にお辞儀をしてきた。まるでどこかの令嬢みたいだ。
俺らはもう一度自己紹介を交わし、キハラさんの方へと振り返る。
「これでメンバーは揃ったね。一度大会が始まると止まらないから、ちゃんと機体のチェックは怠らないように。僕達は観戦してるから、頑張ってね」
「つーわけだ!気張れよ! 」
「ご武運を祈る」
キハラさん達はそれだけ言い残し、この場を去っていった。残された俺らは顔を合わせ、一つ咳払いをする。
「ひとまず、まず全員の機体を確認しよーぜ。味方が何を使うか把握してーしな」
「そうですわね。私も把握したいです」
「私とカザマ先輩は知ってますが、二人の機体は知りませんからね」
「ならば、早速確認しようぞ! 」
「だな。じゃああっちのテーブルで確認すっか」
そう言って、指差した先にあるテーブルへと向かう。しかし、ふと後ろを振り返ると、シイナが来てないことに気づく。
「あれ?どこ行ったんだ? 」
立ち止まって探してみると、人混みの中からシイナの姿が確認出来た。そして、なにやら杖で自分の前を確認しているような動作をしていた。
「もしかして…………おーい!シイナ! 」
気になってシイナの元へと行き、声をかける。
「あら?どうしたんですかヒメラギさん? 」
「どうしたって………………気になってたけどよ。オメー、目が
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