暁 〜小説投稿サイト〜
ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
168部分:三頭の竜その一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
き顔の少し前に置いた。
「ジェダ、貴様が今まで殺してきた罪無き人々の無念を晴らしてやる」
 構えた。ジェダと呼ばれた男も構えた。だが魔法を出したのはセイラムの方が早かった。
「ヨツムンガルド!」
 黒い悪霊達がセイラムの周りに生じ一斉にジェダに襲い掛かる。悪霊達に撃ち抜かれたジェダはボロ切れのようになり後ろに飛ばされ地に倒れ伏した。
「き、貴様同胞を・・・・・・。この裏切り者が・・・・・・」
 ジェダの断末魔の言葉に対しその同胞は冷笑をもって応えた。
「同胞!?フン、私の同胞とは今までも、そしてこれからも共に戦う仲間達だ。貴様等のような邪悪な輩共を同胞に持った覚えなど無い」
 彼はそう言うとジェダの屍を炎で焼いた。屍は瞬く間に焼き尽くされ灰となって消えていった。
「そして私のこの力・・・・・・。世界を闇に覆うのではなくマイラの力として世界を光で照らす為に使ってみせる」
 セイラムは灰が飛び散ったのを見届けると地下から地上へと昇る階段を上がっていった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ