暁 〜小説投稿サイト〜
ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
167部分:聖斧その五
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
石だな、これだけの軍を率いるだけはある」
 ブリアンは立ち上がるとスワンチカの方へ歩み寄るとそれを大地から引き抜きセリスの方へ戻り左手に持っていた剣と共に馬から降りていたセリスに手渡した。
「完敗だ。約束どおりこのブリアン、我が軍と聖斧スワンチカと共に解放軍の末席に加えさせて頂こう」
 夜の闇の中歓声が鳴り響いた。解放軍にまた新たな勇者が加わったのである。
 ダーナを奇襲せんとした帝国軍十万は主将ブリアンと共に解放軍に入った。同時にイードの諸都市に駐留していたシレジア軍、斧騎士団からなる四万の兵も解放軍に入った。セリスはその四万の兵をそのままイードに駐留させ帝国への守りに当たらせた。そして自身は新しく入った兵とダーナの守備兵合わせて二十三万の兵を連れトラキアへ戻った。途中イザークやレンスターの兵とも合流しルテキアに残してきた兵と合流した時には五十五万に達していた。そして帝国から派遣されている将軍スカパフチーレが守るグルティア城へと駒を進めた。トラキアにおける戦いもいよいよ最後の段階へ入ろうとしていた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ