第三幕その四
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「それならね」
「そうね、お互いに位置をわかっているとね」
「余計に合流しやすいから」
「そうしてくれるかしら」
「わかったわ」
オズマはドロシーににこりと笑って応えました。
「そうさせてもらうわ」
「それではね」
こうしてです、オズマはアンにも連絡を取ることにしました。ドロシーはそうしたお話をオズマと携帯でお話をしてです。
ティータイムが終わってからです、皆言うのでした。
「ではね」
「はい、出発ですね」
「そうしましょう」
ジョージに笑顔で応えました。
「ここはね」
「わかりました」
こうして頷いてでした、皆でです。
一行はまた出発しました、ウーガブーの国に向けて。
それはアンも同じで、です。ティータイムで林檎のものもちゃんとあるお菓子と今は普通のレモンティーを楽しんでからチクタクに言いました。
「出発よ」
「再びーーですね」
「ティータイムが終わったからね」
もうテーブル掛けは鞄の中に収めています。
「それじゃあね」
「出発ーーして」
「ドロシー王女達に会いに行くわよ」
こう言って立ち上がるとです、ここで。
アンのズボンのポケットから可愛い音楽が流れてきました、チクタクはその音楽を聴いてアンにすぐに言いました。
「そのーー音は」
「携帯の音よ」
「誰からーーでしょうか」
「今確かめるわね」
こうチクタクに応えてでした、そのうえで。
アンは携帯を取り出しました、まずはかけてきた人をチェックしますと。
「オズマ姫からだったわ」
「あの方ーーからですか」
「ええ、何かしら」
「もう何かーーあったのでは」
ウーガブーの国にとです、チクタクは言いました。
「そうーーなら」
「もうすぐに戻らないとね」
「そうーーですね」
「ええ、けれどね」
「まずはーー電話にーー出て」
「お話を聞いてみるわ」
「それがーーいいーーですね」
チクタクも頷いてでした、アンはです。
電話に出ました、するとオズマはこうアンに言ってきました。
「貴女今は国を出ているわね」
「あっ、チェックしたのね」
「ええ、毎朝オズの国のあちこちをチェックしているわね」
「貴女はね」
「それでわかったの」
あとお昼と夕方もそうしています、今は。
「貴女がお国を出たことが」
「そうなのね」
「そう、ドロシー達に会いに行ってるわね」
「来るのを待つよりはね」
アンにとってはです。
「その方がいいから」
「貴女らしいわね」
「そうでしょ、それでどうかしたの?」
「これから何かあれば」
その時にというのです。
「貴女に連絡していいかしら」
「私に?」
「ドロシー達の場所をね」
「そうしてくれるの」
「彼女達にも貴女達の場所を知らせてね」
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