暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1609話
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 葉っぱに太陽の光が当たっている光景って、何と言うかこう、和むんだよな。
 このW世界では、現在連合軍とOZの内乱が起こっているのだが、それであたふたしているのはあくまでも人間だけであり、それ以外の動物には全く関係ないのだろう。

「こうしていると、普通にピクニックに来たみたいね」

 トレーラーから降りた凛が、俺の横で林を見ながら呟く。

「ピクニックか。……まぁ、この光景を見る限りだとかなり良い場所のようにも思えるし、今度綾子も連れて3人で来てみるのもいいかもしれないな」
「あら、サリィは連れてこなくてもいいの?」
「……何でそこで出てくるのが、サリィだけなんだ? 五飛やデュオじゃなくて」
「だってアクセルだもの」

 俺の口から出た疑問に、あっさりと凛がそう告げる。

「お前な、俺を一体何だと思ってるんだ?」
「へー、アクセルがどんな風な人物なのか言って欲しいの? なら、幾らでも言ってあげるけど?」
「……いや、今ここで何かを言われると、俺に精神的なダメージが来そうだからいい」
「史上希に見る女好き」

 言わなくてもいいと口にしたにも関わらず、凛はあっさりとそう口にする。

「なぁ、俺の話を聞いてたか?」
「聞いてたけど、その通りにするとは言ってないわよ? それで、どう? 女好きってのは合ってない?」
「……合ってるよ」

 恋人が10人以上おり、その全員と一つ屋根の下で暮らしており、毎日のようにベッドの上で抱いているのを思えば、既に女好きと言われて否定出来る要素はない。
 更には凛と綾子という、現地妻的な存在が2人もいて、現在こうしているのだから。
 もっとも、凛と綾子は現地妻なんて立場には甘んじておらず、宝石剣を利用してこうして俺に会いに来たのだが。
 正直なところ、ホワイトスターと連絡がついた時にどうなるのかが、ちょっと心配だ。
 少なくてもムウ辺りには羨ましがられると思うが。

「ふふん。でしょ? ……ま、そんな女好きだって知っててアクセルを好きになったんだから、別に責めはしないわよ。その代わりホワイトスターだっけ? そこに行ったら他の人達ともしっかりと話をする必要があるでしょうけど」
「……」

 その言葉に何と返せばいいのかが分からず、無言で返す。
 もっとも、綾子や凛なら、エヴァに鍛えられているレモン達とでもそれなりに互角に戦えるとは思うんだが。

「ねえ、少しここで休んでいきましょ。すぐに戻っても、他の人に怪しまれるでしょうし」

 そんな凛の言葉に頷き、俺は空間倉庫の中から椅子とテーブルを取り出す。
 もっとも、その椅子とテーブルはデルマイユの屋敷から盗んできたような高級品という訳ではなく、店とかで普通に売ってるような代物だ。
 林の中、地面にテ
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